風呂に入れば 老いも若きも男も女も 天使も悪魔も皆同じ
24時間いつでも入れてお手入れ簡単湯名人
ジャノメ 賽の目 ルイナスオーメン 盛岡冷麺 味噌ラーメン
天然温泉うたっているけどホントは市販のバスロマン

出典: ディアブロ/作詞:ケンモチヒデフミ 作曲:ケンモチヒデフミ

お風呂に入れば癒されるのは、老若男女誰でも同じことです。それは天使も悪魔という対照的な2つの存在でも変わらないのでしょう。

湯名人は一時期テレビCMが流れたことのあるお風呂のことで、ジャノメはメーカーですね。

ここでも韻を踏んでいますので、どんどん違う方向に行っているような気もします。

しかし最終的に天然温泉だと楽しんでいるのは、市販のバスロマンを入れた自宅のお風呂だったのです。

ちなみにルイナスオーメンとはゲーム『ファイナルファンタジー14』に登場する攻撃技です。使うのはボスの1人、ディアボロスという悪魔です。

そう考えると、ディアボロスはディアブロにかかっているといえますね。

大衆浴場へ行こうぜ!

西日暮里改札口出てCoCo一番から徒歩3分
地下ダンジョン16階まで降り 中ボス倒して店内へ
スシロー シャブロー プラモ狂四朗 五右衛門風呂からセパタクロー
深夜の2時まで毎日営業 お湯につかってあったまろ

出典: ディアブロ/作詞:ケンモチヒデフミ 作曲:ケンモチヒデフミ

大衆浴場までの道のりをダンジョンに見立てて歌っていますが、ここでも韻を踏んでいます。

お風呂までの道のりは遠く険しいように描かれていますが、実際は色々なお店に誘惑されるということなのでしょう。

しかし大衆浴場は深夜2時まで営業していますから、毎日温かいお風呂に入って疲れをいやすことができるんですね。

みんなで楽しめるのがお風呂!

タオル ふんどし シャンプーハットに アンパンマンのお風呂セット
盗みやのぞきは絶対御法度 スタンハンセン ラリアット
翼を休めて微笑むエンジェル 湯けむりサービスピンナップショット

出典: ディアブロ/作詞:ケンモチヒデフミ 作曲:ケンモチヒデフミ

子供も時間を忘れて楽しめるというのが、アンパンマンのお風呂セットという表現からわかりますね。

ここももちろん韻を踏んでいますが、ここの歌詞はまるでホームドラマのワンシーンのようです。

まだ家庭にお風呂が普及していなかったころ、多くの人が銭湯に集まってきました。

最近はスーパー銭湯などが流行っていますが、昔の銭湯はどこか暖かく、懐かしさを覚えたものです。

そんな昭和の風景を思い出させてくれるような歌詞ですね。

愛される銭湯

俺の親父の そのまた前の前の 前の前の前から継いだこの竈(かまど)
下町銭湯番台の仕事 人気は自慢の露天風呂
砂風呂 泡ぶろ 水風呂 蒸し風呂
岩盤浴に足湯にジェットバス地元民から
愛され続ける大衆浴場「ディア風呂」
入浴料400円 サウナ追加料金200円
ドライヤー3分間20円 カウの牛乳石鹸 80円
足ふきマットで転倒防止 貴重品類盗難Bullshit
Don't Lost ロッカーキー お湯は快適な温度40度KEEP

出典: ディアブロ/作詞:ケンモチヒデフミ 作曲:ケンモチヒデフミ

どれだけお風呂が愛されているかがうかがえますね。

実はこの歌詞、最初に紹介した部分の後に続くところなんですが、「親愛なる風呂」を表すのはこの部分が一番ではないかと思い最後に紹介させていただきました。

ディア風呂はずっとずっと続いてきた大衆浴場の総称です。

実は銭湯自体は古代からあったらしく、もともとは寺院に置かれた浴堂のことなんだそうです。

ですが入浴に病気を退ける効果があるとされると、貧しい人や病人、囚人を対象とした施浴が行われるようになりました。

さらに鎌倉時代には一般人も無料で利用することができるようになりましたが、荘園制度が崩壊すると入浴料が発生、今の銭湯の始まりといわれています。

江戸時代には蒸し風呂が普及しましたが、次第に湯あみという現在の方式が広がり始めます。

しかし窓がないために盗難などが発生し、1971年には混浴を禁止する条例が施行されました。

現在のような形になったのは明治に入ってからで、蛇口を取り付けたのは昭和に入ってからとされています。

ディア風呂はこうした歴史をたどっていることがよくわかりますし、女性に人気の岩盤浴や足湯も取り入れていますね。

入浴料やサウナ料金、有料のドライヤーなどは今を反映していますが、カウの牛乳石鹸は今も銭湯で見ることができます。

こうして愛され続けてきたディア風呂は、快適な温度である40度を保ちながら、今も営業し続けているのです。

MVに注目!

「ディアブロ」は歌詞だけではなく、MVも面白いと評判です。

まるでダンジョンを冒険しているようなMV、大人も子供も夢中になりますよ。

風呂桶から始まるMV

「ディアブロ」のMVは木でできた昔ながらの風呂桶を太鼓代わりに始まります。

タイトルはいかにもゲーム風。そして江戸時代の女性に扮したメンバーがラップをはじめ、バックダンサーはお面をかぶって登場します。

効能を紹介するシーンでは、まるで商品のCMのような演出が笑えますよ。

途中からはゲーム画面へと移行し、ライフは3つの状態で主人公の女の子がダンジョンを進みます。

牛乳を取りつつ、さらに風呂桶で猿を倒しながらゴールを目指します。

定休日なのか、暗い銭湯内で踊る姿は何とも言えない哀愁が漂ってきますよ。

さらに場面が切り替わると、漫画のコマが展開していきます。

ボスの悪魔は牛乳を臣下の猿と共に独り占めしようとしますし、主人公は「あたいの牛乳なのに!」と恨めしそうに睨みつけます。

その後のなんともシュールな絵柄がまた笑えますが、今度は「ディアブロ2」が展開されていきます。

マナーの悪さは悪魔の臣下らしき猿3匹がアニメーションで表現していますよ。

ゲームシーンは萌えキャラを使用したり、RPG風だったり、ドット絵だったり様々ですから、最後まで楽しめるでしょう。

最後に悪魔と少女がどうなったのかも、注目してみてくださいね。

まとめ

水曜日のカンパネラが歌う「ディアブロ」は、本当にお風呂が好きという気持ちが伝わってきます。

MVと歌詞を合わせてみると本当に楽しい内容になっていますから、疲れた時にぜひご視聴ください!

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