『御祭騒ぎ』とはどんな楽曲?

アルバムのみに収録されている貴重な一曲

東京事変【御祭騒ぎ】歌詞の意味を解説!今日が二度と来ないと知った感情は?今を生きる喜びを深読みする!の画像

シンガーソングライターである椎名林檎が結成したロックバンド東京事変

メッセージ性の高い独特な表現、しびれるような歌唱力が魅力的です。

デビュー当時の楽曲は今もなお多くの人々に歌い続けられているほどの人気っぷりです。

今回歌詞を解説する『御祭騒ぎ』は、2004年に発売された1枚目のスタジオ・アルバム『教育』に収録された1曲。

デビューシングル『群青日和』とともに、デビュー前からの思い出深い曲で構成されたアルバムです。

『御祭騒ぎ』は、夏のイベントである”おまつり”をテーマに歌われています。

”おまつり”といえば、夏の楽しい思い出わくわくするイベントといったイメージがあるかもしれません。

『御祭騒ぎ』の歌詞には、どのような意味が込められているのでしょうか。

連想するもの

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夏といえば、日本の四季のうちの1つ。

気温が高く、暑い日々が続きます。

海水浴、キャンプ、花火大会など楽しいイベントも盛りだくさんです。

”おまつり”も夏の楽しいイベントの1つに挙げられます。

夏にはたくさんの楽しいイベントがあるからこそ、夏が終わってしまうのは寂しく感じてしまうのです。

さて、ここからは『御祭騒ぎ』の歌詞を見ていきましょう。

今夜の出来事が今後を左右する?

最後の最後にチャンス到来?

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毎日が勝手に過ぎ行く夏の終わり
今夜間に合えば直に掴めそうです

出典: 御祭騒ぎ/作詞:椎名林檎 作曲:椎名林檎

時間は自分の意思で止めることも、進めることも、戻すこともできません。

同じ時間は今後2度と訪れることはないのです。

過去・現在・未来の中で生きてきた分だけ、その人だけの時間を過ごすします。

ついこの間、夏がはじまったと思ったら、気づけば暑い夏ももう終わり。

夏といえば、夏にしか出会えない生き物、美味しい食べ物、イベントなど多くのものを連想するでしょう。

でも、歌詞からは夏の思い出もない、自分自身の進化もないような、少し寂しい様子が伝わってきます。

もしかしたら今夜こそ、これまでのなんとなく満たされない状態から抜け出せるかもしれない…。

千載一遇のチャンスが巡ってきます。

はたして、どんなチャンスが巡ってきたのでしょうか。

続きを見てみましょう。

しっくり来ない日々からの解放に期待

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生を受けた此の時代の歯車と
今夜こそやっと歯が噛み合いそうです

出典: 御祭騒ぎ/作詞:椎名林檎 作曲:椎名林檎

私たち人間がこの世に生まれてくること自体が奇跡。

そして、自分で生まれる時を選ぶことはできません。

さらに、宇宙の歴史に比べると私たち人間の一生はまさに一瞬

生まれてきたと思ったら、あっという間に命が燃え尽きてしまいます。

その一瞬の人生の中で、どんなことを感じて何をするのか。

人の一生と生きている時の流れ。

それぞれがしっくり来ないまま進んでいたけれど、今夜はうまくいくかもしれないと期待しているようです。

はずむ心

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抜け出そう行かなきゃ
今日は何だか違うの
出掛けよう時間がない
実際の季節に期待して

出典: 御祭騒ぎ/作詞:椎名林檎 作曲:椎名林檎

今の状況から変わるには今日しかない。

今のままではチャンスを逃してしまう。

何もせずに、じっとしていることができない様子が伝わってきます。

あれこれと考えているうちに、チャンスを逃してしまうかもしれないと焦っている気持ちもありそうです。

夏は特に活発に行動したくなる季節。

自分だけで前に進むことは難しいのかもしれません。

でも、この夏を利用して時の流れに身を任せてみるのもありなのかもしれないですね。