またあしたってどんな歌?
さて、今回はEvery Little Thingの『またあした』について見ていきたいと思います。
タイトルは、全てひらがなで表記されているあたりから、丸っこさや柔らかさを感じずにはいられません。
ジャケットの写真を見ても、持田香織さんのナチュラルな雰囲気に黄色い温かそうなセーターがふんわりとした雰囲気をうまく表現しているように思います。
こんな雰囲気の持田香織さんのファンは男女問わず多くいらっしゃることと思います。
この『またあした』は、好きな人に送る温かく柔らかな雰囲気のラブソングのようです。
『ピュア・ラブIII』の主題歌に抜擢!
この曲は、TBS系の昼ドラマ『ピュア・ラブIII』の主題歌として抜擢されました。
このドラマは、小学校教師と禅宗の修行僧との恋を描いたドラマだったようです。
ご覧になられた方も多いのではないでしょうか?
甘く切なくそして純愛が描かれたこのドラマにピッタリの主題歌だったのではないかと思います。
歌詞の意味を紐解いてみよう
この歌の情景は?
さて、この曲を聞いて、皆さんはどんな季節や情景を思い浮かべますか?
曲調からしても、ゆったりと時間が流れるような穏やかな雰囲気を感じる方が多いことと思います。
また、夕暮れ時、少し寒い季節(秋~冬)というのが読み取れます。
時に急ぐこともなく、一緒に帰り道を歩いているのでしょう。
二人の間に穏やかでゆっくりとした時間が流れていることが感じられます。
それでは、その歌詞の部分を抜粋してみましょう。
「また あした」で終わる今日
ずっと一緒に、いれたらイイネ。
夕暮れが映し出した
2つ並んだ影を見つめながら
そんなコトを、思ったんだ
出典: またあした/作詞:持田香織 作曲:小幡英之
歌詞にでてくる君とボクの関係は?
ホントのホントは、きっと
君だけしか知らない
それでも僕は君のすべてを
ずっと信じるから
もうじきね 巡りあえて
2つ目になる 冬がくるから
寒がりな君に僕が
してあげられるコトがあるといいなぁ~
出典: またあした/作詞:持田香織 作曲:小幡英之
続いては、この歌詞の部分を見ていきたいと思います。
さて、この歌詞には君とボクが登場してきます。
女性である、持田香織さんがボーカルとして生み出すこの楽曲ですが、歌詞を見ていくと、男性から女性に向けて歌っているのではないかなと個人的には解釈します。
ただ、女性ボーカルということと、この曲調があわさって、主語が『ボク』になっていても、かなり女性的でありますし
持田香織さんならではの柔らかなマイルドさがあるなと感じます。
歌詞の中にあるように、ボクからみた恋人(君)とは恋人同士になって2年目になるということなのでしょう。
もし、この曲を聞かれている方の中に、同じ状況の方がいらっしゃるとしたら、この歌詞の部分にも自分たちを重ねて、共感されるのではないかなと思います。
先述にもあるように、この曲の季節は、秋から冬だということが分かりますが、季節と対比してこの歌詞の温かさが伝わってくるのもこの曲の大きな魅力かと思います。
ボクが君に伝えたいこと
平凡な「当たり前」を
ずっと大事に出来たらイイネ
君がいて 僕がいれる
相も変わらず今日も愛してる
「また あした」で終わる今日
ずっと一緒にいれたらイイネ
夕暮れが映し出した
2つ並んだ影を見つめながら
そんなコトを、思ったんだ…
出典: またあした/作詞:持田香織 作曲:小幡英之
こちらは最後の部分の歌詞です。
平凡な当たり前を大事に出来たらイイネ!なんて、なんとも素晴らしい格言ですね。
こんな気持ちがあれば、きっとパートナーにも優しくできることでしょう。
まず、大前提としてパートナーがいること自体が当たり前のことではないですからね。
幸せに胡坐をかいていてはいけないなと私も感じる今日この頃です。
平凡という幸せがいかに幸せかということを肝に銘じなければいけませんね。
今ある幸せが決して当たり前ではないことを忘れないでいよう。
そう思わせてくれるような歌詞ですね。