歌詞も考察してみた!
雨のように降り注ぐ絶望
台本に書かれた悲劇のように
運命と呼ばれた悪夢のように
止まない絶望に降られ君は
希望の歌も聞こえないまま
出典: カーテンコール/作詞:河邉徹 作曲:杉本雄治
次から次へと襲いかかってくる不運を、雨のように降ってくると例えたのでしょう。
心は完全に落ち込んでしまい、前向きになれない様子。
ここで歌われている「君」の状況はかなり悪いようです。
容赦なく続いてゆくストーリー
例え暗闇のステージで
恐怖に目を閉じていても
物語はまだ続いてるんだ
僕は叫ぶ…
出典: カーテンコール/作詞:河邉徹 作曲:杉本雄治
真っ暗で何も見えない上に、見ないように目をつぶっていても無駄だとはどういう意味でしょうか。
状況がつかめない状態を「暗闇」だと例えたのでしょう。
そしてそんな状況を何も知らないふりをしてやり過ごそうとした。
しかし、非情な現実は容赦なく「僕」へ襲い掛かります。
いかに不利な状況であっても、現実は簡単には覆りません。
思わず声を上げた「僕」。
一体、どんなことを言ったのでしょうか。
君を守りたい
「ここにいるよ!」
手を伸ばして
まだ終わってない 君を守ろう
未来の果てにどんな筋書きがなくても
今運命よりも強い心が道標だ
出典: カーテンコール/作詞:河邉徹 作曲:杉本雄治
「僕」は「君」を守るために声を上げました。
おそらく、「君」が自分を見つけられるように呼びかけたのでしょう。
運命に無気力にただ従うのではなく、新たな道を切り開く決意をした歌詞の主人公。
守るべき存在である「君」がいるからこそ立ち向かう勇気が湧いたのではないでしょうか。
絶望の中にいる「君」にとって「僕」はヒーローのような存在ですね。
「revisions リヴィジョンズ」の主人公大介の気持ちはこの歌詞に似たものかもしれません。
ミロが示した運命に抗おうとして、空回りしている…とも言えそうです。
人生という舞台で
人生と呼ばれた舞台に立って
本当の笑顔さえ演技みたいで
理不尽なセリフに泣いた君に
希望の歌を歌いたいよ
出典: カーテンコール/作詞:河邉徹 作曲:杉本雄治
ここで「君」の立場が更に明らかになります。
どうやらこれまでの「君」は辛いことばかりだったのか、心から笑えていない様子。
いつも強者によって虐げられてきたのかもしれませんね。
そんな「君」に前向きになってほしいと「僕」は働きかけています。
なんとなく、主人公の幼馴染である手真輪愛鈴を思い浮かべました。
気弱で戦いを好まない優しい彼女。
大介は彼女を含む幼馴染のメンバーをみんな守ろうと行き過ぎた行動をしてしまいます。
愛鈴は時には大介に怒ることもありますが、彼に対して一定の理解を示している人物です。
どんな状況でも物語は続く
たとえ暗闇のステージで
孤独に震えていても
物語はまだ続くから
出典: カーテンコール/作詞:河邉徹 作曲:杉本雄治