奥華子「初恋」

【初恋/奥華子】究極の失恋ソングに涙が止まらない…歌詞&コードを紹介!PVはYouTubeで視聴可?の画像

「初恋」は、2010年3月17日にリリースされた奥華子10枚目のシングルです。

オリコンランキングでは最高10位を記録しており、奥華子楽曲のなかでも特に高い人気を誇ります。

「初恋」の演奏スタイルは、奥華子らしいピアノ弾き語り。優しげなイントロから、すでに奥華子ワールドが全開です。

途中からはドラムスやストリングスのサウンドも加わりますが、ベースとなるのはあくまでもピアノなので、弾き語りにも最適楽曲ですよ。

奥華子の恋愛ソングの真骨頂とも言える「初恋」。今回はこの楽曲に深く迫ります!

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「初恋」の歌詞&コード

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ここからは、「初恋」の歌詞とコードをご紹介します。歌詞にはいったい、どんな意味が込められているのでしょうか?

1番Aメロ

Dadd9  C#m7-5 F#aug F#
あなたのことは何でも
Bm   A   Gadd9
知ってると思ってた
    A/G F#m
不器用なことも 猫舌なことも
 Bm Em7 Em7/A
電話が苦手なことも

出典: 初恋/作詞:奥華子 作曲:奥華子

好きな人のことは、何でも知りたいと思うもの。ちょっとしたことでも、知れると嬉しくなってしまいますよね。

主人公は相手と知り合って以降、どんな些細なことでも忘れずに覚えていたのでしょう。

不器用さや猫舌であることなどは、相手を好きでなければ気にも留めないことです。

このフレーズだけで、二人の普段のやりとりが目に浮かぶようですね。

Dadd9 C#m7-5 F#aug F# Bm
だけど私の知らないことが
  A Gadd9
ひとつだけあったの
     A/G F#m Bm
あなたがもう私のことを
  Em7 Em7/A D
好きじゃないということ

出典: 初恋/作詞:奥華子 作曲:奥華子

この歌詞を見てみると、“もう”という表現から、主人公と相手は付き合っていたということがわかりますね。

初恋は実らない人が多いなか、恋人同士になれたということでも奇跡を感じます。しかし残念ながら、その恋も終わりを迎えてしまいそうです。

彼氏については何でも知っていたつもりだったのに、唯一知らなかったのが「彼氏が自分のことを好きじゃなくなってしまったこと」という残酷さ。

それを知ってしまったときの主人公の気持ちを考えると、いたたまれなくなりますね……。

1番Bメロ

   G     A/G  F#m  Bm
いつからすれ違ってしまったのかな
  Em7   A     D
どうして気づけなかったのかな
  G    A/G   F#m Bm
二人で過ごしたたくさんの思い出
 Em7         Em7/A
これからもずっと一緒にいると思ってた

出典: 初恋/作詞:奥華子 作曲:奥華子

始まりこそは両思いだったものの、いつからかその恋は一方通行に。

主人公がいくら彼氏のことを愛していても、彼氏から同じ気持ちが返ってくることはなかったのです。

途中で気付けていたら、何か変わったかもしれないのに。二人で同じ時間を共有して、楽しかったはずなのに。

そんな後悔をせずにはいられないほど、彼氏の本当の気持ちに衝撃を受けたのでしょう。

1番サビ

  D  A
あなたは友達 今日から友達
   Bm D      G
もう二度と好きなんて言わないから
  Em7 A F#7  Bm
これ以上遠くに行かないで
  Em7  A
もう見るだけでもかまわない

出典: 初恋/作詞:奥華子 作曲:奥華子

「友達になれた」という嬉しさではなく、「友達になってしまった」という悲しさ。いわば、恋人からの降格です。

他人ではなく友達になれただけマシかもしれませんが、それでも“好き”という気持ちを伝えられない関係になってしまった主人公の切なさははかり知れません。

「見られればそれでいい」というのは、せめてもの繋がりを持っていたいという主人公の願望なのでしょう。

ただ、相手と会う機会が少なくない場合は、余計に辛い気持ちになってしまいそうですよね。

    D
名前で呼んだりしないから
    A
隣り歩いたりしないから
   Bm   D  G
用事もないのに電話したりしないから
 Em7 A  F#m  Bm
だからもう逢えないなんて
 Em7 Em7/A Dadd9
言わないで お願い

出典: 初恋/作詞:奥華子 作曲:奥華子

名前を呼んだり、いつも隣を歩いたりできるのは恋人の特権。それらをすべて捨てても構わないからせめて会いたい、という切実な思いが歌われています。

恋人は、別れれば会わなくなるのは当然です。彼氏はそんな当たり前を実行しているだけなのですが、別れを告げられたほうはそう簡単には割り切れませんよね。

最後の“お願い”という言葉からは、どうしてもしがみつきたい執念のようなものも感じます。