シェーバー 恋にケケケはいらない
それはどうして ケケケ ケケケ ケケケ
悲劇の戦士よ ケケケ
出典: ケケケ/作詞:吉澤嘉代子 作曲:吉澤嘉代子
いきなり衝撃的なサビ。
おそらくこの曲は、とてもデリケートなテーマを扱っているのではないでしょうか?
そのテーマとは「ムダ毛の処理」です。
男女問わずある「ムダ毛」。
特にこの曲では、女性の「ムダ毛」処理のことを歌っています。
そして「毛」に関わる全般と「毛」にまつわる恋愛話がテーマなのでしょう。
歌詞の3行目をご覧ください。
なぜ「ムダ毛」は「悲劇」なのでしょうか?
それは、恋愛するのに「ムダ毛」はいらないからです。
これは女性だけではなく男性のことも意味しているのでしょう。
男性のムダ毛といったら「ヒゲ」。
「ヒゲ」が伸びている人は、あまり良い印象を人に与えません。
オシャレで伸ばしているヒゲもありますから、一概にそうは言えないところですが...。
明らかに一日剃っておらず、顎のあたりが青くなっている場合。
かなり目立ちます。
女性の場合は男性より「ムダ毛処理」に関心があるでしょう。
そしてそれに関わる悩みも多いかと思います。
定期的に処理しないといけませんから女性は大変ですね。
Aメロ
あなたがすきすき隙間もないほどハートで埋もれている
この瞳は本物よ 信じてくれていい
それでもわたしのすべてを見てほしいなんて思わない
だって恋は知らなくていいこともあるから
出典: ケケケ/作詞:吉澤嘉代子 作曲:吉澤嘉代子
Aメロもユニークな言葉の表現が続きます。
1行目の歌詞は、音読すると何かのおまじないみたいですね。
主人公の女性は、ある男性に恋をしています。
生活の中心が、男性を想うことに費やされているみたいですね。
そんな主人公は、恋愛にはルールがあると説きます。
お互い完全に依存しあうより、個人を尊重しあう仲。
主人公はそういった恋愛が理想みたいですね。
主人公が、恋に秘密があったほうがいい、というのは、実は秘密があります。
主人公はおそらく「毛」にコンプレックスがあるのでしょう。
親しくなってベッドを共にする。
大人が恋愛をしたら、おのずとそうなりますね。
その時に自分の「ムダ毛」が彼に見られたら困る。
主人公はそう感じているのでしょう。
かなりデリケートな話になってきました...。
Bメロ
あなたの胸毛たくましいのねん
もっともっと近くで見せてよ
出典: ケケケ/作詞:吉澤嘉代子 作曲:吉澤嘉代子
主人公と男性はかなり親しい仲。
友達以上恋人未満といったところでしょうか。
ここで衝撃の事実が確認されました。
歌詞の1行目にあるように、なんと彼女は「胸毛」フェチだったのです。
ということは、彼女は明らかに毛深い男性が好き、ということになりますね。
さらに考えると『ケケケ』は違ったメッセージになります。
ムダ毛の一切無いスマートでクリアな人間を賛美する歌詞だと思いましたが、違いました。
「ムダ毛」があったって良いじゃないか、というメッセージだったのです。
これは驚きですね!
もしかしたら吉澤さん自身がそうなのかもしれません。
世の中には色々なフェティシズムがあります。
普段、他人に隠している趣味嗜好も、恋人関係になればまた別。
恋人が、相手のフェティシズムを理解してくれる人ならなおさら良い関係が築けるでしょう。
Bメロのシーンを考えてみます。
おそらく二人で街中を歩いていたのでしょう。
デートですね。
彼は、胸の開いたシャツを着ている。
それが風に煽られて、彼の胸が見え隠れする。
「胸毛」が好きな主人公にはたまりません(笑)
主人公は何気なく、Bメロにあるようなセリフを彼に言ったのでしょう。
はたして彼女の「フェチ」は、彼に理解してもらえるのでしょうか?
サビ2回目
シェーバー 恋にケケケはいらない それはどうして ケケケ ケケケ ケケケ
シェーバー 守るために生まれて疎ましく思われて剃られた ケケケ
悲劇の戦士よ ケケケ
出典: ケケケ/作詞:吉澤嘉代子 作曲:吉澤嘉代子
「毛」。
その存在は何と儚く散ることでしょう。
リムーバーで処理してしまえば、身体の一部ではなく、単なる「厭わしい物体」に成り果てます。
「毛」というのは本来、人間を防御するために存在する。
それが、見た目の問題で処理されてしまうのです。
極端な見方です。
しかし、「毛」が好きな人にとっては、上に書いたような感情があるのではないでしょうか?
2番目Bメロ
あなたの無精髭たまらないのよん
ちょっとちょっとさわってもよくて
出典: ケケケ/作詞:吉澤嘉代子 作曲:吉澤嘉代子
なんと...。
主人公は「無精ヒゲ」までも愛おしく感じてしまうのです。
もちろん、好きになった男性のそれという前提はあります。
しかし、「無精ヒゲ」というのは読んで字のごとく、「怠惰」の象徴です。
それがセクシーで好きだ、という人は少ないと思います。
主人公はかなりのマイノリティーですね。
毛深い男性は「毛フェチ」の女性を探すことをオススメします(笑)
彼女のような。