【BIG UP】のリリース情報
『十周年記念 横浜スタジアム伝説』の特典CDにのみ収録
【BIG UP】がリリースされたのは2013年12月25日です。
アルバムやCDではなく、『十周年記念 横浜スタジアム伝説』というDVD。
その特典についてくるCDの中に同曲は収録されています。
他のアルバムなどには収録されていない非常にレアな音源です。
ちなみにこれは2013年8月に行われたライブの様子を収めたDVD。
映画『神様はバリにいる』の主題歌として起用
それは2015年1月公開の『神様はバリにいる』という映画。
主演は俳優の堤真一さんで、大富豪の「アニキ」役を演じています。
この映画はいわばサクセスストーリー。
「アニキ」の男らしい生き様や、人生観が同曲と非常にマッチしています。
実際、【BIG UP】は湘南乃風が自身のことを描いた曲です。
率直な思いやこれまでの過去のとらえ方など、まさに「アニキ」そのもの。
映画製作側からの熱いラブコールで、主題歌として起用されることになったのです。
【BIG UP】の情景
デビューから10年で辿り着いた場所
2013年夏 夢にまで見た舞台に立つ
いつものメンバーと相変わらず
出典: BIG UP/作詞:湘南乃風 作曲:湘南乃風
出だしはこんな歌詞で始まっています。
これは湘南乃風が自分たちのことを歌っていると捉えるのが自然でしょう。
ここで言うたどり着いた場所とは、彼らが十周年ライブを行った「横浜スタジアム」のことだと予想できます。
デビューから10年かけて見た景色。
それは十周年ライブで横浜スタジアムのステージから見た景色のことだと考えられます。
確かにステージに立つ自分たち、そして沸き立つ観客たち…。
そんな記念すべき節目のライブに、彼らも感極まったことでしょう。
同曲が『十周年記念 横浜スタジアム伝説』の特典として収録されているのもうなずけます。
一緒にやってきた仲間への感謝
テーマは今の自分に打ち勝つ
一人じゃなんも出来なかった俺が
みんなのおかげでここまで来れた
惚れた音楽に心を込めた
気づけば仲間がこんなに増えた
出典: BIG UP/作詞:湘南乃風 作曲:湘南乃風
同曲はただ10年の軌跡を歌っただけの歌ではありません。
おそらく本当の内容としては、「仲間への感謝」でしょう。
つまりグループとしてやってきた湘南乃風のメンバーそれぞれに贈る感謝の曲ということです。
音楽という道を信じて一生懸命やってきた。
そしてそのうちに仲間が増え、今やこんなに立派なグループになれた。
横浜スタジアムでこうしてライブできるのも、メンバーの皆のおかげだという感謝がうかがえます。
本来であればリスナーやファンにではなく、仲間内に届けたい曲とも考えられますね。
そのため特典CDにしか収録されていないのかもしれません。
【BIG UP】という言葉の意味
高く持ち上げる
曲のタイトルにもなっている【BIG UP】という言葉はいったいどんな意味なのでしょうか。
この語源はジャマイカ英語とされています。
レゲェやヒップホップでよく使う用語です。
ちなみに【BIG UP】は直訳すると、「高く持ち上げる」という意味になります。
これは相手を尊敬する、崇拝する、感謝するといった意味です。
相手の立場を持ち上げて、敬うといった雰囲気ですね。
仲間に感謝を届ける同曲にはピッタリのタイトルです。