「神様、僕は気づいてしまった」とは
2016年に急遽台頭してきた、「ワーナーミュージック・ジャパン」所属の覆面4人組バンド「神様、僕は気づいてしまった」。
どこのだれか(ボーカル&ギター)
東野へいと(ギター担当)
和泉りゅーしん(ベース担当)
蓮(ドラム担当)
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E6%A7%98%E3%80%81%E5%83%95%E3%81%AF%E6%B0%97%E3%81%A5%E3%81%84%E3%81%A6%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%A3%E3%81%9F
ランキング紹介
10位 オストリッチ厭離穢土
まずは、2017年5月31日にリリースされた「CQCQ」のシングルに収録されているこの曲「オストリッチ厭離穢土」。
道徳や倫理といった言葉をどこかに置いてきたかの様な歌詞が特徴的です。
自暴自棄になって苦悩の日々を過ごしている主人公の姿が見えてきます。
サビ部分の、韻を踏んだ苦悩の塊が、その様子を表しています。
覚悟次第:逃走、暴走、抗争、日々の焦燥、夜驚症、不登校、獰猛
相当、影を落とした
鳴りやまない幻聴→現状、怨望などの妄想→不眠症→堪え性、奔放→煙草
僕は何だ、誰なんだ 答えを言って
出典: オストリッチ厭離穢土/作詞:東野へいと 作曲:東野へいと
まさに厭離穢土の世界
厭離穢土(おんりえど)というのは、簡単に言うと「汚れきった世界から抜け出したい」という願望を表した浄土教の言葉です。
対比的に、「極楽浄土」という言葉があります。この世界の反対をイメージしてもらえると分かりやすいかもしれません。
そんな世界が、この曲には構築されています。
現代を厭離穢土と称している様で、自分が生きる世界が苦しみに満ちているという歌詞ですね。
そこから抜け出したい人を謳った楽曲です。
9位 週刊アンソロポロジー
オストリッチ厭離穢土と同じ様に、CQCQに収録されているこの曲「週刊アンソロポロジー」。
失敗だらけの人生を、「売れない漫画家」に当てはめたこの曲。
「才能が無い」等と言い訳をして諦めてた人を描いた曲となっています。
七十億だとかの心臓の 綻びを繋ぎ止めるテープはきっと
そうどうこうしたって いずれ朽ちるもんさ
七十億程度の名状を 等しく語りだすミュージシャンはきっと
現実に刺されて 笑われる次第さ
くたばっている最中に最終回だ 僕たちの青春は
僕たちの日常は 僕たちの冒険は
そう、終わったんだ
出典: 週刊アンソロポロジー/作詞:東野へいと 作曲:東野へいと
人生を冒険と謳う悲観した曲
最初から最後まで、「諦めた人」を描いています。
努力だけでは何もならない、「才能」だけがこの世界で生きる事が出来る。
そんな皮肉を含んだ楽曲です。
アンソロポロジー【人間の本質とは何か】という言葉を、神僕はこの曲で表しています。