これぞロック!サッカーや野球でもおなじみ
映画「ボヘミアン・ラプソディ」が公開された2018年は、クイーン熱が再燃した年でしたね。
往年のロックファンが懐かしがっただけではここまでの大ヒットにはならなかったでしょう。
1991年にフレディ・マーキュリーが亡くなってからも活動が続いているため……かもしれません。
1977年リリース
ズンズンチャ
「ウィ・ウィル・ロック・ユー」のMVはドラムのロジャー・テイラー宅の庭で撮影されたとか。
しかし、実際の演奏としてはドラムもベースも使われていないところがおもしろいです。
出だしの「ズンズンチャ」というリズムからして、これぞロック!とワクワクします。
「ズンズン」で足を踏み鳴らし、「チャ」が手拍子。シンプルなのにインパクト大です。
実は知っている曲
日本サッカーの応援歌として、あるいはアメリカのプロ野球メジャーリーグでもおなじみ。
格闘家アンディ・フグ選手の入場曲としても有名でした。
2012年にイギリスで開催されたロンドンオリンピックの閉会式でも演奏。
さらに、2001年公開のアメリカ映画「ROCK YOU!」やドラマなどでも多数使われています。
リンダ・ロンシュタットやスヌープ・ドッグ、Fiveのカバーを聴いたことがある人もいるはず。
クイーンの黄金期がリアルタイムではない世代にとっても、実は知っている曲と言えるでしょう。
この有名な「ウィ・ウィル・ロック・ユー」の歌詞について、詳しく見ていきます。
1番の歌詞はこちら♪
「Rock」とは?
Buddy you're a boy make a big noise
Playin' in the street gonna be a big man some day
You got mud on yo' face
You big disgrace
Kickin' your can all over the place
Singin'
We will we will rock you
We will we will rock you
出典: We Will Rock You/作詞:Brian May 作曲:Brian May
「ウィ・ウィル・ロック・ユー」の作詞作曲はギターのブライアン・メイ。
ライブで観客と一体になり、盛り上がる曲!ということで作られ、実際にそうなりました。
出だしの「ズンズンチャ」と同じように有名なのが、タイトルにもなっている歌詞でしょう。
「Rock」は音楽のジャンルでもありますが、名詞だと岩、動詞だと揺さぶるという意味です。
ここでは「ロックという音楽で揺さぶる」というニュアンスで使われていると考えられます。
「Buddy」の意味
「ウィ・ウィル・ロック・ユー」の歌詞は3番まであります。そのすべての冒頭が「Buddy」。
日本語でもバディを組む……などと言いますね。相棒や仲間、兄弟といった意味になります。
文頭で使われているので、親しげな呼びかけと解釈するといいでしょう。
竹原ピストルさん「よー、そこの若いの」の「よー」っぽいイメージ。
ちょっぴり辛辣な言葉も出てきますが、決して上から目線というわけではありません。
俺たちも似たようなものだけど、ロックと出合って今があるんだぜ!だから、ロック・ユー!
そんなところでしょうか。これからご紹介する独自和訳は歌詞っぽく端的にまとめています。
細かいニュアンスについては随時補足していくかたちで見ていきましょう。