透明アンサー(じん feat.IA)とは
こんにちは。今回ご紹介するのは「透明アンサー」という曲です。
1人の男子学生の片思いしている女の子への気持ちを歌った本曲は、中高生を中心に様々なファンの心をがっちりと掴んでやみません。
本曲「透明アンサー」を作曲したのは、ボーカロイド界隈ではとても有名なクリエイターのじん(自然の敵P)。
後述もしますが、実はこの楽曲はカゲロウプロジェクトという楽曲プロジェクトの一部でもあり、そのストーリー性は大人でも共感できるようなものになっています!
それでは早速「透明アンサー」関連の情報を見ていきましょう!
じん(自然の敵P)とは
元々はニコニコ動画でボーカロイドが歌う楽曲動画を投稿し始めたじんですが、そのストーリー性のある歌詞が話題となって一躍同サイト内でも話題になりました。
その後じんが創る創作物はカゲロウプロジェクトとして総称されるようになり、2012年にはKGC文庫より小説版が発売。もちろんこれもじん自身が執筆しています。
この小説版は、ニコニコ動画内で歌詞だけに留まっていたキャラクターたちが小説の形にきちんと編纂されており、さらなる世界観を与えます。
そしてきたる2014年には、この小説を原作とした1クールでのTVアニメが放送。
タイトルは「メカクシティアクターズ」で、このアニメ放映をきっかけに「透明アンサー」を含めたカゲロウプロジェクトがさらなる盛り上がりを見せます。
IAとは
IAというのは1st PLACEというメーカーから販売されているボーカロイドで、ベース音声には人気ゲームメーカーkeyが開発したゲーム「AIR」のOPを歌っているLiaが起用されています。
パッケージに描かれている薄桃色の髪をした少女こそがIAで、プロの歌手を音声ベースにして様々な曲を作れるというわかりやすい魅力は様々なユーザーを魅了しました。
今や一大コンテンツとなったボーカロイドですが、IAはその中でもパワフルな歌唱表現と透明感に重点を置いており、その歌声はずっと聞いていたくなるものです。
より元気に歌うIAの後付けライブラリなども発売されており、そのライブラリを使って撮られた動画も大きな反響を呼んでいるようですね!
透明アンサーの魅力に迫る
前述していた通り、じんの創り出す楽曲はカゲロウプロジェクトという群体になっています。
そのために、歌詞にはキャラクターたちの悲恋や憧憬を込められているのが最大の魅力といえるでしょう。
本曲「透明アンサー」では、カゲロウプロジェクトに登場するシンタローとアヤノというキャラクターが登場し、シンタローのアヤノへの想いが明かされています。
シンタローとアヤノ
シンタローはカゲロウプロジェクト総体の主人公を務めており、高校1年生の時に起きた事件をきっかけに引きこもりとなった少年です。
対するアヤノも、カゲロウプロジェクトでの重要人物であり、シンタローの同級生でしたが、高校1年生の時に自殺してしまった少女。
カゲロウプロジェクトでは、登場するほとんどキャラクターが目にまつわる能力を持っており、シンタローもまたその目に関わることで様々な事件に巻き込まれます。
「透明アンサー」の歌ってみた
田口囁一の「透明アンサー」
こちらはインディーズで多大な人気を博しているクリエイター、感傷ベクトルの田口囁一が歌った「透明アンサー」です。
切なげな声音が、透明アンサーのストーリーによく合っておりシンタローの感情を表現しているように思えます。
ラスサビでは真に迫るような歌声となっていき、思わず涙腺が緩んでしまった……そんな風に感じた人もいるのではないでしょうか?
こういった感情表現こそ、歌ってみた独特の良さとも言えると思います。