エピソードの正体
「エピソード」ってなんのこと?
どんな話でも大丈夫
15分もすれば 次のエピソード
出典: エピソード/作詞:星野源 作曲:星野源
曲はこのフレーズで終わります。
タイトルでもある「エピソード」という言葉が、ようやく登場しました。
しかし、気になることも出てきます。
「このエピソードって、具体的には何を表しているんだろう?」
そこで、2つの可能性について考察していきます!
考察1 エピソード=一緒に見る番組
1説目は、エピソードとは、「君」と一緒に観ている番組を意味しているのではという説。
この根拠は、直前の歌詞にあります。
楽しい時間 あっと言う間だろ
どんな話でも大丈夫
出典: エピソード/作詞:星野源 作曲:星野源
ここで登場する「話」という単語は、さらに2つの意味にとれます。
1つ目は、会話としての「話」。
そして2つ目は、テレビや映画のストーリーを表す「話」です。
主人公が感じていることは1つです。
「君」と過ごす時間すべてが楽しいということ。
仮に、テレビで流れているのがホラーでも、恋愛でも、主人公には関係なさそうです。
「君」が一緒にいるかどうか、それで楽しいと感じるかが決まります。
誰かを誘って映画を見に行く時、相手の好みを気にしませんか。
ホラーが苦手と知っている友達を、ホラー映画を観に連れて行ったりはしないでしょう。
「君」も優しい人で、主人公が楽しんでいるかどうかを気遣うのでしょうか。
それに対して、主人公は「なんでも良いよ」と答えているのです。
「君」といればなんでも楽しいから、「君」が観たいものを一緒に観よう。
上の言葉には、そんな思いが込められているのでしょうか。
考察2 エピソード=他の楽曲
2つ目の説はこうです。
エピソードとは、星野源さんが手掛ける他の楽曲を意味しているのではないか。
ここで、「エピソード」という言葉のそもそもの意味から考えましょう。
エピソードは、物語の本筋に彩りを添えるためのものです。
大抵、それほど長くなく取り上げられます。
しかしそのエピソードによって、登場人物の人柄がよりよく理解できたりするのです。
日常の小さな1場面ともいえそうです。
音楽、楽曲も、誰かの日常を切り取ったような内容のものがあります。
失恋の1場面や、ふと空を見上げて感じたことなど。
曲中では、物語のすべてが語られたり、語られなかったりします。
ですが共通するのは、曲を聞けば登場人物の雰囲気が掴めるということです。
アーティスト自身のことを歌ったような内容の歌ならばなおさら。
好きなアーティストのことが、もっと身近に感じられるようになることもあります。
そんな時、リスナーはアーティストの「エピソード」に触れているのではないでしょうか。
さらにこの「エピソード」という楽曲は、アルバムの1曲目に収録されています。
アルバムは全13曲。
まさに、これからたくさんの物語が幕を開けようとしているところです。
歌詞を締めくくる「次のエピソード」とは、まさに次に控える曲のことかもしれません。
星野源ワールドに浸る
いかがでしたでしょうか。
今回は、星野源さん「エピソード」について考察してきました。
星野源さんの魅力は、とどまるところを知りません。
柔らかい歌声が楽しめるのは、なんとCDの上だけではないのです。
音楽だけにとどまらない、星野源さんの魅力を発見してみませんか?
歌手、俳優、小説家
【ドラマで話題】歌手、俳優、小説家の天才星野源の魅力 - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
ガッキーとのドラマで話題の星野源さん。 「え?歌手なのに俳優もやるの?」 「あれ?本も出してるの?」 知れば知るほどハマっていく彼の魅力をこの記事ではたっぷりと紹介しています。
星野源さんは、俳優、声優など、多様な才能を持っています。
これほど多彩なアーティストは、なかなかいないのではないでしょうか?
星野源さんの文章は読みやすくて面白く、ますます魅力に気づけること間違いなし。
音楽以外の作品に触れてみて、損はありません。