ソロシンガーYUKIは2018年で15才♪
15周年を記念したシングルコレクション「すてきな15才」
時が流れるのは早いものです。
2018年でYUKIもソロ歌手として15才になりました。
ジュディマリ時代を含めるとYUKIのキャリアはすでに四半世紀になるのです。
キャリアの節目ごとにYUKIがリリースしているのがシングルコレクション。
2018年1月には最新シングルコレクション「すてきな15才」をリリースしています。
そこで今回はYUKIのキャリアを振り返る意味で「すてきな15才」から1曲をセレクト。
2013年リリースの「STARMANN」の歌詞を徹底解釈いたします。
「STARMANN」はYUKIの26枚目のシングル♪
David Bowieへのオマージュが詰まった「STARMANN」
「STARMANN」は2013年にリリースされたYUKIの通算26枚目のシングルです。
美しいピアノのイントロから徐々に盛り上がってゆくラブバラード。
「Starman」といえばDavid Bowieが70年代に残した名曲が有名ですね。
実は当時YUKIが繰り返し聴いていたのがまさにDavid Bowie!
随所に見られるギターサウンドにDavid Bowieの「Starman」オマージュが散りばめられています。
キャリアを重ねるごとに表現力を増していくYUKIの伸びやかな歌声との相性も最高です。
とツラツラ書き連ねてきましたが要は筆者が大好きな曲...。
個人的にYUKIのベスト5に入る曲ということもあり「STARMANN」をセレクトした次第です。
しかし!
「STARMANN」はタイトルから歌詞に至るまでYUKIの遊び心が詰まった曲。
徹底的に楽曲を解剖してみようと思います!
1つ多いタイトルの”N”に込められた想いとは?
ドラマ「スターマン・この星の恋」の主題歌♪
「STARMANN」はフジTV系列で放送されたドラマ「スターマン・この星の恋」の主題歌。
広末涼子・福士蒼汰主演のピュアなラブストーリー♪
主題歌として依頼された楽曲のため曲名もドラマと福士蒼汰扮する”星男(ほしお)”に因んでいます。
YUKIはドラマの脚本を徹底的に読み込んだうえで作詞作曲に挑んだそうです。
ドラマでは”星男”は宇宙からやってきたという設定。
随分前のドラマですので多少のネタバレは大丈夫ですよね?
重ねて当時YUKIが聴き込んでいたのがDavid Bowie。
当然作品は「Starman」収録の「ジギー・スターダスト」でしょう。
原題は「The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars」。
とても長いタイトルなので邦題で表記させていただきます。
「ジギー・スターダスト」は宇宙からやって来たロックスターの作品という設定。
タイトル曲の邦題が「屈折する星くず」であることは2007年の「星屑サンセット」にも繋がります。
YUKIの音楽体験に相当な影響力を与えたことは明白ですね。
興味がある方はぜひ原曲も聴いてみてください。
さて本題の「STARMANN」はなぜ”N”が1つ多いのか?
ドラマは宇宙からやってきた星男に広末涼子扮するシングルマザーが恋をする話。
そしてYUKIが楽曲の主題に選んだのは”音楽に恋をしてしまった女の子”でした。
宇宙からやって来た星男は普通の人間ではありません。
そして「STARMANN」が表す音楽は人間でないばかりか性別もない存在です。
"MAN"は人間であり男性を意味する言葉。
音楽であり性別もない「STARMANN」はそのため"N"が1つ多いのです。
「STARMANN」の歌詞を徹底解釈!
幻想的なPV
さっそく「STARMANN」の歌詞を解説...といく前に幻想的なPVを見てみましょう。
北海道のとあるテーマパーク跡地で撮影された「STARMANN」のPV。
洋館や花畑をバックに華麗に舞い踊るYUKIがまるで北欧の妖精のようです。
”音楽に恋をしてしまった女の子”が無邪気に音と戯れているのでしょう。
儚い恋を歌った歌詞と融合し心をギュッと鷲掴みにされます。