【アオキハルヘ】とはどんな曲?

まさにロックバンドな彼ら

WOMCADOLE【アオキハルヘ】歌詞の意味解説!最期に何が待つ?消えゆくものと僕らの関係性を紐解くの画像

滋賀発の4人組ロックバンドWOMCADOLE(ウォンカドーレ)】。

彼らの音楽はメロディのカッコ良さとライブや歌い方からも伝わる全力感が魅力です。

そんな彼らの数ある楽曲の中で、今回歌詞の意味を解説していくのは【アオキハルヘ】。

この楽曲は、2017年9月6日に1stシングルとしてリリースされました。

WOMCADOLEが歌う失恋ソング

そこに込められていたのは、共感できる歌詞と伝えたい想いの強さです。

誰もが「アオキハル」を思い出してしまうような感覚に陥ることでしょう。

ここからはこの曲に込めたメッセージを読み解いていきたいと思います!

タイトルから読み取れること

タイトルは【アオキハルヘ】。

これが青春のことを表しているのは言うまでもないでしょう。

青春といえば学生時代に経験する部活、勉学、友情、そして恋。

この曲で表している「アオキハル」とは恋に関することです。

人を好きになるという感情を初めて知った学生時代。

誰もが恋をするという気持ちを謳歌したことでしょう。

そして恋につきものなのが失恋です。

誰かを想うことはどれだけ幸福をもたらし、そしてどれだけ辛いことなのか。

この歌詞からみえてくるのは、失恋の辛さ、そして恋の楽しさでした。

ここからは歌詞を見ながら少しずつ、読み解いていきたいと思います。

過去形の愛してる

別れてしまったカップルの物語

ただ僕は君を愛してた
生き急ぐ二人風の中
止まればもう消えてしまうよ

出典: アオキハルへ/作詞:樋口侑希 作曲:樋口侑希

歌い出しの歌詞です。

ストーリーの主人公は男の子、そして君という存在。

ここでは君への気持ちが過去形で綴られています。

過去形なのは男の子の気持ちが無くなったからという訳ではないでしょう。

もう2人の関係は終わってしまっているのです。

愛してくれていることが相手にとってはもう嬉しくないことなのでしょう。

しかし実は主人公はまだ愛し続けています。

ですが関係が終わってしまった今ではもう愛してると言うことができないのです。

愛とは

さらに読み解けるのは主人公の相手を想う気持ちが強すぎて先走ってしまっていたということです。

両思いになれたという喜びも束の間、次に思うのは「もっと仲良く親密になりたい」。

関係をもっともっと良好にしたいがために焦り、逆に悪い方向へいってしまったのです。

好きな気持ちが抑えられないからこそ余計に求めてしまう。

相手と自分の好意のさじ加減は違います。

最初はお互いの好きという気持ちの差に悲しむことが出てきてしまうのです。

「私はこんなに好きなのに、どうして?」「本当に私のこと好きなの?」。

考えなくても良いような不安までもが頭の中を巡り、自分で自分を苦しめてしまうのです。

純粋にもっと仲良く幸せになりたいだけ。それなのに関係は悪化していく、矛盾。

愛は急いで育てるものではなくゆっくり時間をかけて培っていくものだと教えてくれているようでした。

戻りたいのは終わりの前日

最初には戻れないから
最期から二番目の日に

出典: アオキハルへ/作詞:樋口侑希 作曲:樋口侑希

タイムスリップをできる方法はありません。

しかしもしタイムスリップすることが出来て過去に戻ることができたなら。

主人公は君と出会ったばかりの日ではなく、終わりが訪れる日の1歩手前に戻ることを望むのです。

終わりとは2人がカップルではなくなってしまった日のことを指しているのでしょう。

歌詞2行目を切望する理由。

それを今はまだ読み取ることができません。

これからの歌詞をさらに読み解いていくとその答えはみえてくるのです。

思い通りにはいかないもの

感情は押し殺せない

「愛されたいのならば、余計なモノは捨ててしまえよ。」
そんなのわかっていても、僕の人間不器用です

出典: アオキハルへ/作詞:樋口侑希 作曲:樋口侑希