『馬鹿なくせして』について

【馬鹿なくせして/WOMCADOLE】痛々しいけど深いMVは全員「馬鹿」の物語?!歌詞の意味も解釈!の画像

WOMCADOLEの痛みを伴う沁みる名曲『馬鹿なくせして』。まずは、この曲の収録アルバムなど、概要について紹介します。

次世代のロックバンド「WOMCADOLE」

【馬鹿なくせして/WOMCADOLE】痛々しいけど深いMVは全員「馬鹿」の物語?!歌詞の意味も解釈!の画像

骨太でストレートなサウンドをかき鳴らす4人組ロックバンドWOMCADOLE(ウォンカドーレ)。

感情を剥き出しにするようなボーカルが一度聴くと忘れられなくなります。

2011年に結成したWOMCADOLEはデモ音源の制作や全国でのライブでの活動によって、着実に人気を高めてきました。

2015年8月に初の全国流通盤『ワタシノハナシ』をします。しかし、これからさらなる高みを目指すという場面でメンバーが脱退。

もしかすると、人気が高まっていくことをプレッシャーに感じたのかもしませんね。このメンバーの脱退により、バンドは活動休止となります。

そのようなつらいできごとに負けることなく、2016年7月に黒野滉大が加わってバンドは活動を再開しました。安心したファンの方も多かったと思います。

同年代の方は彼らの生み出す痛みや苦しみと向き合うような世界観に共感を覚えるのではないでしょうか。

彼らの筋の通ったロックで尖ったスタンスは、現在の耳なじみの良い音楽のトレンドに真っ向から立ち向かっているようです。

他のバンドにはない強烈な魅力を持ったWOMCADOLEは、次世代を担うロックバンドとして大きな注目を集めています。

WOMCADOLEのメンバーの詳細は、下記の通りです。

樋口侑希(ひぐち ゆうき 1995年4月5日 - ) Vo/Gt
古澤徳之(ふるさわ のりゆき 1994年9月16日 - ) Gt
黒野滉大(くろの こうだい 1995年10月5日 - ) Ba
安田吉希(やすだ よしき 1995年4月13日 - ) Dr

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/WOMCADOLE

アルバム『今宵零時、その方角へ』収録

そんなWOMCADOLEの『馬鹿なくせして』は、2018年3月にリリースされた待望の初のフルアルバム『今宵零時、その方角へ』に収録されています。

彼らのこれまでに行ってきた活動の成果が詰まった全13曲が聴けるボリューム感たっぷりの作品です。彼らの現在の音楽が堪能できます。

初期の楽曲である『夜明け前に』『雨上がり』は再度録音されていますので、「音源はもう持っている」という方も楽しめますよ。

苦しすぎて希望を感じるという方もいる『馬鹿なくせして』はこのアルバムのラストに収録されているロックバラード

アルバムを締めくくるのにふさわしい楽曲と言えるでしょう。

ライブでも定番の沁みる曲

『馬鹿なくせして』は、ライブでも定番バラード曲。

ライブではその日の雰囲気やメンバーの気持ちが反映され、アドリブで完結するというアツい楽曲です。

アルバムを聴いてこの曲が気に入った方は、ライブでもぜひこの曲を味わってみてください。きっと、もっと好きになりますよ。

待望のMVが解禁

『馬鹿なくせして』のMVが2018年4月3日に公開されて話題を集めています。

ファンの中には「1日1回観ないと落ち着かない」という方もいるほどです。

このMVを手がけたのは秋路ヒラク(theULTRALEA)。WOMCADOLEのMVを担当するのははじめてですが、彼らの魅力を最大限に引き出しています。

2人の男と1人の女が出てくるドラマ仕立ての映像です。

剥き出しの痛みを感じるような内容で、逃げることもできずに器用にも生きられないまっすぐで「馬鹿」な人々の物語だと思います。

歌詞の意味を解釈

次に、『馬鹿なくせして』の気になる歌詞の意味を解釈していきます。歌詞の意味を考えると、MVがより深く楽しめるでしょう。

女はどこかに消えてしまった?

ねぇごめんね。
私もうくたびれた
枕元に零す言葉は、ゲロの味がするんです今も

出典: 馬鹿なくせして/作詞:樋口侑希 作曲:樋口侑希