忘れられない思い出。それは四つ葉のクローバーを二人で探したことでした。
四つ葉のクローバーを見つけられれば…、その言い伝えを再確認してみます。
四つ葉のクローバーは小葉を4枚持つ白詰草(クローバー)で、普段見られる三つ葉のそれの変異体に相当する。その発生は稀であり、(特に偶然にも)それを見付けられた者には幸運が訪れるという伝説がある。四つ葉のクローバーの小葉は、それぞれ、希望・誠実・愛情・幸運を象徴しているとされる。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/四つ葉のクローバー
二人で探す四つ葉のクローバー、幸せを見つけるための幸せな時間を作りました。
絶対に見つけようとする姿は恋に真剣だからこそ。
二人で見つけた四つ葉のクローバーなら幸せも倍増です。
形になった幸せを見つければ、幸せは続くと信じることができました。
手のひらにのせた小さな四つ葉を見ながら笑うキミが、瞳に焼き付いています。
でもその幸せが儚いものだと分かりました。
四枚の葉の一つが無くなれば幸せの形も崩れてしまいます。
失ったのはたった一つの葉なのに、キミの心まで失くしてしまうなんて。
僕がキミを心から好きだったから、四つ葉のクローバーを信じていたのに…。
愛ではなく、幸せの形だけしか見えていなかった恋だったのかもしれません。
歌詞の主人公の僕は、恋に恋しちゃうタイプなのか?それとも一途な恋へのあこがれを持っているのか?
作詞をしていた時の山田涼介さんの心の中も気になる歌詞ですね。
僕の恋が純粋な気持ちだけで出来ているなら、別れが来ても後悔はしないつもりだったのでしょうか。
でも僕の心は別れの現実に打ち砕かれました。
空いてしまった僕の隣に今も見えるあの日の幸せ。
見失った幸せを追い求める僕のハートの温度は決して下がることはありません。
前に進もうとするけれど
流れていく 人の波と 追いつけない日々
もう振り返らない キミの背中が 小さくなる
出典: 真紅/作詞:山田涼介 作曲:Fredrik Hult
別れの悲しみに打ちひしがれる僕にも日常は普段と変わりなく過ぎていきます。
悲しくて動きを止めた僕の心を追い抜いていく人々。
でも輝いていた過去には戻れない、このままでは新しい時も刻めないことに気が付きました。
置き去りにされた僕は何とか前に進もうとします。
僕を占領していたキミとの思い出は心の片隅にまだいるけれど…。
キミと恋をした記憶は僕の心を強くすると信じて前に進みます。
変わらない思いが続きます
今でも好きです
Love me Show me Tell me
僕の胸が キミのぬくもりを忘れない
出典: 真紅/作詞:山田涼介 作曲:Fredrik Hult
僕がしていた恋をもう一度確かめるように歌は終わりに向かいます。
求めるばかりの言葉「愛して・見せて・教えて」が切なく並びました。
触れ合って感じた温かさは温度を下げないまま、今も残っています。
忘れようとすればするほど、僕を包み込むキミが教えてくれた温かなモノ。
僕の心は、僕が思っている以上にキミを好きだったことに戸惑いを覚えます。
キミと会って一緒に笑う時間はもう二度と来ません。
二人の時間のために、深い悲しみの底でもがき苦しむ心はどう動くのでしょうか。
ただ好きだから
Love me? Show me? Tell me?
ただ僕はキミの エ・ガ・オ 守りたかっただけさ
出典: 真紅/作詞:山田涼介 作曲:Fredrik Hult
「愛してくれる・見せてくれる・教えてくれる」と再びもういないキミに問いかけます。
教えてほしかったのは、キミが望んでいた恋の形。
僕が作ろうとした恋はキミが望んだものではありませんでした。
終わってしまった恋を、もう一度手繰り寄せることはムリと分かっています。
キミが笑っている顔を見たかっただけの僕を知って欲しかった…。
僕は恋をすることに自信を失い、弱気になっていきます。
それでも僕はまだキミが好きです。
忘れることができないキミに語り続けました。
断ち切れないキミへの思いは熱いまま。最後の願いを繰り返しながら歌います。
会いたい…もう一度だけでも
二人の時間はもっと続くはず…?
Love me Show me Tell me
会いたくなる キミのぬくもりを感じたい
Love me? Show me? Tell me?
ただ僕はキミと ミ・ラ・イ 作りたかっただけさ
出典: 真紅/作詞:山田涼介 作曲:Fredrik Hult
切ない胸の内をキミのもとへ届けようとします。
もう一度キミの温かな心に包まれたいと強く願ってももう叶いません。
どうして愛は途切れてしまったのか、答えを求めるように言葉を投げかけました。
僕とキミとの間にある愛はもっと続くし、歩く明るい希望だって見えていたのに。
未来をカタカナにして一つずつ歌う部分に注目しましょう。
続くと信じていた愛をカタカナに変えて、振り切るようにその先を指差します。
別れはいつまでも切なくて胸が痛むけれど、再び立ち上がるパワーは失っていません。