「Ga1ahad and Scientific Witchery」を紹介
今回紹介するのは2016年2月14日にYoutube上で公開となったMiliの「Ga1ahad and Scientific Witchery」。
これまた難しいタイトルの楽曲ですね。
邦題は「ガラハッド1号と科学的黒魔法」。
ガラハッドのスペルが「Ga1ahad」となっているのは、1号の「1」とローマ字の「l」を掛けたものです。
RPGなどを彷彿とさせる、ファンタジータッチのタイトルとなっていますね。
それもそのはずで、この楽曲はゲームの収録曲として制作されたものなんです。
音楽ゲームアプリDeemoで人気の1曲
Miliは現代人にとってとても身近な存在であるスマホアプリへアプローチすることで、その知名度を世界へと広げていきました。
そのきっかけとなったのが、世界的人気を誇る「Deemo」という音楽ゲームアプリ。
Miliのファンにしても、Deemoからという方も多いのではないでしょうか。
Deemoはストーリーを進めていくことで、プレイできる楽曲が増えていくシステム。
しかしそれとは別に、有料の楽曲パックを追加して楽しむことが出来るようになっているんです。
ストーリーだけで完結してしまわない、いわゆるやり込み要素というヤツですね。
楽曲パックはかなりの数があるので、飽きずに長くゲームを楽しめるのではないでしょうか。
MiliもDeemo内で2018年現在、3つの楽曲パックを出しています。
その中の最新作に当たる「MILI collection Vol.3」に「Ga1ahad and Scientific Witchery」を収録。
パック内で最高難易度を誇るボス曲として設定されているんです。
テンポも速く、リズムも変則的なこの曲は難曲にして人気曲。
一度耳にしていただければ、ゲームからMiliのファンが増えていったことにも納得できるはずですよ!
公式は日本語対応していないので、Deemoについて詳しく知りたい方は以下のサイトをオススメしておきます。
楽曲をレビュー
MVを紹介する前に、楽曲を簡単に解説しておきます。
レビューを参考に聴きどころに耳を傾けてみてください!
目まぐるしく展開されていくクラシカルなサウンド
楽曲を彩るサウンドはピアノとバイオリンが交錯するクラシカルなもの。
リズムは時にボレロを彷彿とさせるドラムロール。
時に4つ打ちのダンスビート、かと思えば3拍子のワルツのように目まぐるしい抑揚を見せます。
その中で繊細に紡がれていく旋律のドラマチックな様子に引き込まれますよ。
一人二役の掛け合いに注目
注目はなんといってもmomocashewの一人二役を務めたヴォーカルワーク。
それは楽曲の登場人物二人のやり取りを描いたもの。
可憐な少女のような歌声はもはやお馴染みですが、呼応するのは男性をイメージさせる凛とした歌声。
オーバーダビングによって、会話をしているかのような掛け合いが展開されます。
1曲の中で全く違ったイメージのヴォーカルを演じ分けたmomocashew。
Miliの中でも彼女の表現力が特に顕著に表れた楽曲なのではないでしょうか。
楽曲を聴いてみよう!
それではいよいよ楽曲を聴いていただきましょう!
イラストは楽曲に登場する二人のキャラクターを描いたもの。
ガラハッド1号はイケメンのメカ青年、対する魔女の名前は「テルル」というのだそうです。
制作の際、momocashewとイラストを担当したAo Fujimoriのイメージの擦り合わせの結果二人を描くことになったとのこと。
キャラクター像がイラストから伝わることで、歌詞から受けるイメージにも臨場感が出ますね。
歌詞を解釈
メカ青年と魔女の二人を巡るのは一体どんな物語なのでしょうか。
イラストからは、交戦しているような、はたまたキスを交わそうとしているような複雑な印象を受けますね。
「Ga1ahad and Scientific Witchery」の歌詞は全編英詞ですが、Youtubeにも公式の和訳が公開されています。
その内容を元に物語を独自に紐解いてみましょう!