『絶対的』について
ヒトリエってどんなバンド?
高い演奏技術で紡がれるサウンドと独特な世界観でファンを魅了するロックバンド「ヒトリエ」。
2011年にwowakaを中心とした前身となる「ひとりアトリエ」を結成し、2012年にヒトリエとして活動をスタートしました。
wowakaは「現実逃避P」として、ボカロPとしても知られています。使い分けが面倒になったそうで、現在はwowakaで統一されているようです。
このエピソードからも彼の個性的な人柄が感じられますよね。彼のボカロPとしての活動を知り、ヒトリエへのファンになった方も多いのではないでしょうか。
そんなwowakaが率いるヒトリエは、2014年1月にシングル『センスレス・ワンダー』でメジャーデビュー。
数々のフェスに出演を果たし、大きな注目を集めます。そして、2015年11月にアルバム『WONDER and WONDER』をリリースし、人気を確かなものにしました。
時が経つと変わってしまうバンドもいますが、ヒトリエは最初からの音楽の芯がブレずに進化を続けています。
wowakaのボカロP時代からのファンは「ずっと好きでいて良かった」という人も多いです。
ファンの期待に応え続けるその誠実なスタンスも彼らの人気の理由ではないでしょうか。
アニメ『ディバインゲート』のOPテーマに使われた彼らの代表曲の1つ『ワンミーツハー』も格好良い楽曲なので、ぜひ聴いてみてくださいね。
ヒトリエのメンバーの詳細は下記の通りです。
wowaka:ボーカル・ギター
ボーカル・ギターを担当。
VOCALOIDを使用し音楽を制作しているP(プロデューサー)でもあった(活動当時は"現実逃避P"としても活動。)
シノダ:ギター・コーラス
ギターを担当。2012年にヒトリエに加入した。
バンド活動以外にも、オリジナル楽曲を頒布しており、名古屋を中心に活動するJONNYのギタリストとしても活動中。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/ヒトリエ
イガラシ:ベース
ベースを担当。
ニコニコ動画内でも人気のあるバンドに所属し音楽活動をしているベーシストである。
東方アレンジバンド「石鹸屋」や岸田教団のヴォーカルであるichigoらとのユニット「JUDGEMENT」でも活動していた。
ゆーまお:ドラムス
ドラムを担当。
2009年後半からVOCALOIDにはまり、動画を投稿し始める。
狼と香辛料のホロが好き。
じん(自然の敵P)の作品にも参加している。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/ヒトリエ
ミニアルバム『ai/SOlate』収録
そんな彼らの2017年12月にリリースされた傑作ミニアルバム『ai/SOlate』。この作品のリード曲と言える存在が今回紹介する『絶対的』です。
『絶対的』はガツンと来るソリッドでロックな楽曲で、イントロから持っていかれます。この曲が1曲目に入っているので、素晴らしいアルバムの予感しかしません。
wowakaのボーカロイド曲のセルフカバーとなる『アンノウン・マザーグース』も人気が高い曲なので、ぜひ聴いていただきたいです。
『ai/SOlate』というタイトルはとても印象的で、意味が気になるという方も多いでしょう。
このタイトルは、「孤立させる」などの意味を持った「isolate」をイメージさせます。音楽をはじめとする創作活動は、根本的には孤立無援なものだと思います。
しかし、それだけではなく音楽活動を通じて、「愛が見つかった」とwowakaは語っています。孤独と愛は表裏一体のものだ感じたそうです。
孤独な戦いであっても、人と関わって生まれてくる愛を探す活動をヒトリエは続けていくという深い想いがこのタイトルには込めらているのです。
ヒトリエ NEW MINI ALBUM 『ai/SOlate』2017.12.6 RELEASE
ワンカットで撮影された臨場感溢れるMV
『絶対的』のMVは、ワンカットで撮影されたライブさながらの雰囲気を持った臨場感溢れる映像が魅力です。
無機質な空間にアルバムのアートワークが投影され、その中で激しく演奏を繰り広げるヒトリエ。
ムダを削ぎ落としたミニマルな映像だからこそ、彼らのバンドとしての格好良さが際立っています。
MVのラストでベースのイガラシのストラップが外れているのですが、そのリアルさもたまりません。気になった方は、ぜひMVで確認してみてください。
歌詞の意味を解釈
次に、『絶対的』の歌詞の意味を解釈していきます。この曲をより深く楽しむための参考にしてみてください。
戯言を聞いているヒマはない
如何してだい?
もしかして君は
僕を意のままに操りたいの?
興味のない
戯言になんて
耳を傾ける暇は無いんだ
出典: 絶対的/作詞:wowaka 作曲:wowaka