「ふたりきりの時間好きなんだ」と
君の言葉 どういう意味だったんだろう
余計意識しちゃうじゃんか
誤摩化せない この想いを どうするべきなのかな?
出典: ナツコイ/作詞:井上苑子,中村瑛彦 作曲:井上苑子,中村瑛彦
その恋心がどんどん確かなものに変わっていきます。
それは君が掛けてくる何気ない言葉のせいです。君も私のことを意識してるんじゃないかという思わせぶりにも取れる言葉には、私の恋心を加速させる効果があります。
恋をすると「相手はどう思ってるんだろう?」と気になってしまうのは当たり前ですよね。
相手も自分のことが好きかもという可能性をカケラでも見つけてしまうと、恋は止められなくなります。
「君のことが大好きだ」その目と目が合うとき
変わったんだ 見つめてる自分がいる
君がいるからきっと あたしの毎日 きらきらって見えるんだ
まだ知らない 新しい自分に出会い始める
出典: ナツコイ/作詞:井上苑子,中村瑛彦 作曲:井上苑子,中村瑛彦
そして、冒頭にもあった自分の気持ちに気付くシーンに戻ってきます。
この夏の青春の数ページがあったからこそ、改めて目と目が合った時に自分の確かな気持ちに気付くことができました。
つまりそんな自分に生まれた新しい気持ちを、まだ出会ったことのない新しい自分に例えて表現しているのです。
行動に移さなくちゃ
ふたりだけでいる時間なのに
緊張ばかりで話せないんです
同じ夏は二度と来ないから
このチャンスを逃しちゃいけないんだろう
出典: ナツコイ/作詞:井上苑子,中村瑛彦 作曲:井上苑子,中村瑛彦
ここはもう紐解く必要もないくらい素直でまっすぐな気持ちがそのまま表現されています。
恋をしていることに気付いた私は彼といるとドキドキして話したいのにうまく話せません。
しかし、彼と話すことができるチャンスを逃すことはできません。
おそらくこの物語の主人公たちは中高生ではないでしょうか。中学も高校も3年ずつしかありません。
その年代の子たちにとって1年は長く感じてしまうかもしれませんが、実際には1年に1回のチャンスを逃してしまうと卒業も訪れたり、またいつチャンスが巡ってくるかは分かりません。
つまり同じ夏は2度と来ないのです。
不安とか正直あるけど あの笑顔に勝てっこないのです
出典: ナツコイ/作詞:井上苑子,中村瑛彦 作曲:井上苑子,中村瑛彦
想いを伝えるというのはとても怖いことです。その想いを相手がちゃんと受け取ってくれるのか不安も緊張もあるでしょう。
しかし、君の笑顔にいつでも会えるようになりたいと思えば、そんな気持ちも吹き飛んで行動に移さなくちゃと決意できるのです。
「なにもかもが大好きだ」こぼれそうな気持ち
手を握ったりしてみたいよ 揺れる瞬間
君がいるからほんと あたしの毎日 きらきらって見えるんだ
まだ知らない 新しい自分に出会い続ける
出典: ナツコイ/作詞:井上苑子,中村瑛彦 作曲:井上苑子,中村瑛彦
好きという感情がどれほど色んな気持ちをくれるのかが描かれています。
例えば、好きと思うだけで、手を繋ぎたくなったり、笑顔を想像してみたり。こんな風に夢や希望で心が溢れます。
そんな1人では感じることが出来ない気持ちをたくさん感じることができるのです。
伝えたら 伝えたら どうなっちゃうんだろう?
友達でいることも できなくなってしまうのかなぁ
今日もまた 言い出せないまま
時間だけが通り過ぎる
出典: ナツコイ/作詞:井上苑子,中村瑛彦 作曲:井上苑子,中村瑛彦
しかし、まだ想いを伝えることができません。今のキラキラした関係を壊してしまうかもしれないという不安をやはり拭うことができないのです。
こんなドキドキ初めてなんだ
苦しいくせに愛おしくて
弾けてしまいそうだ
出典: ナツコイ/作詞:井上苑子,中村瑛彦 作曲:井上苑子,中村瑛彦
伝えたいのに伝えられない。苦しいのに愛しい。そんな風に相反し合う心はどちらに傾くのでしょうか。
我慢できなくて、はち切れてしまいそうです。
「君のことが大好きだ」その目と目が合うとき
変わったんだ 見つめてる自分がいる
君がいるからきっと あたしの毎日 きらきらって見えるんだ
だから あとちょっと
出典: ナツコイ/作詞:井上苑子,中村瑛彦 作曲:井上苑子,中村瑛彦
サビを繰り返し、最後の歌詞だけ変えています。
「あとちょっと」という言葉からまだ伝えられないもどかしさ、ドキドキが臨場感を持って感じ取れます。