“Just take one deep breath
And hold it still until you see your enemies inside your scope”
出典: 閃光/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平
英語詞の部分。
和訳は以下の通りです。
ただ、ひとつ大きく息をついて
そしてそのまま息を止めて、あなたが敵をスコープにとらえるまで
出典: 閃光/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平
その手で、あるいはモビルスーツに乗った中で。
大きく息を吸い、敵の姿をとらえるまで息を殺す。
それは戦士として武器を取り、新たな世界へ踏み込んだ僕の望んだことです。
息をひそめて自分の敵を狙いすまし、打ち砕く。
戦うことで何かを変えようとするだけではなく、世界の真相を見極めようとする視点も感じられます。
一筋の光が持つ力とは
鳴らない言葉をもう一度描いて
赤色に染まる時間を置き忘れ去れば
哀しい世界はもう二度となくて
荒れた陸地が こぼれ落ちていく 一筋の光へ
出典: 閃光/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平
鳴らない、声に出されなかった言葉。
そんな消えてしまった言葉をもう一度拾い上げ、描き出します。
それは声に出すこともできないまま黙殺された、多くの立場の弱い人々の声。
それを拾い上げ、新しい世界を目指します。
赤色、という言葉は血や争いを連想させるもの。
また、ガンダムファンなら勿論「シャア」の存在を思い出すことでしょう。
「閃光のハサウェイ」は、シャアとアムロの最終決戦を描いた「逆襲のシャア」の後日談にあたります。
赤を置き去るということは、シャアやアムロが描いた物語の先を歩むということにもとれるでしょう。
「閃光のハサウェイ」の時代は、多くの人が深刻な格差に抗えず苦しむ時代。
そんな悲しい世界をなくそうと歩き出します。
荒れた大地が連想させるのは、劇中の荒れた地球の環境。
再生の希望もなく、格差に苦しみながら閉塞した日々を生きる…。
そんな毎日を切り裂くように輝くもの。
それが「一筋の光」なのです。
光そのものは、すぐに消えてしまう儚いものなのかもしれない。
けれど、その光が存在したことは多くの人々の心に刻まれます。
その想いひとつひとつが、いつかは世界を変えるかもしれない。
一筋の光が持つ力。
それは多くの人に、今を変える希望を持たせる力なのです。
新たな世界に飛び立つ刻
忘れていた夢を思い出す
Blinding lights are falling down from the sky
あどけない夢思い出す
心を落とした大人のように
出典: 閃光/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平
英詞部分の和訳はこちらです。
目のくらむような光が、空から落ちてきた
出典: 閃光/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平
何も知らない子供だったころを過ぎて、ふと思い出す幼い頃の夢。
僕はまだ大人とも子供ともいえない年齢のころなのでしょう。
大人になって心を忘れてきてしまった大人のように、夢を忘れていた自分。
あどけない頃から痛みを知り、苦しみ、いつしか大人になりつつある。
そんな時に最初の夢を思い出す、ひと廻りした構成が魅力です。
新しい世界に手を伸ばして
Speak out the words and get prepared for the fight
今ならまだ間に合うよ
新しい世界を紡ぎ出していけ
出典: 閃光/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平
和訳はこちらです。