「気付いてほしい」と言っているのは、彼の方からそのことに気付いてくれれば楽になれるから。

例え嫌われたとしても、それももはや流れに身を任せるだけです。

自分から飛び込むというのはそれほどに勇気がいることなのですね。

優しい彼なら嫌わずに居てくれるかもしれない…そんな期待も薄っすらと表れています。

涙が溢れても尚抵抗し続ける主人公

涙こぼさない 決めていたのに
困らせてしまうよね? わがままになれない

だいじょうぶ? なんてまた訊くけど
そんなはずないでしょ…

出典: Namidairo/作詞:YUI 作曲:YUI

楽曲もクライマックス。

彼の前では本音を見せないようにしていた主人公ですが、ここで堪えきれずに涙が溢れ出します。

当然その姿を見た彼は「大丈夫?」と聞いてきました。

涙を見せてしまったのなら、もう本当は苦しいということを言っているようなもの。

しかしそれでも尚主人公は抵抗するかのごとく、なんでもないフリをしようとします。

ここまで来ると、主人公が彼に嫌われることを恐れる度合いが相当なものだということが伝わってきますね。

どれだけ彼が優しくても、彼を信用できずにいる主人公に成熟しきれない若さを感じます。

「もう打ち明けても大丈夫だよ」と言ってあげたい気持ちになりますね。

その時点ではどうしようもなかったこと

今回はYUIの「Namidairo」を紹介しました。

曲の中では「本音を打ち明ければ嫌われそうで怖い」という感情がとうとうと歌われていましたね。

こういうことって、悩んでいた当時は本当にどうしようもないことなんです。

それこそ解決策なんて言葉で片付けられるようなものではありません。

それは大人になる過程で経験を積んで、徐々に向き合い方がわかってくるもの。

方法だけを真似したってきっと気持ちがついてこないでしょう。

そういった意味で解決する方法があるとするならば、それは本人の成熟次第といったところ。

「その時点ではどうしようもない」ということが如実に感じられるから、この曲は沁みるのですね。

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