無力な自分
Oh I know, I know, I know that it's true
Yes it's really meant to be
Deep in my heart
出典: Made In Heaven/作詞:Freddie Mercury 作曲:Freddie Mercury
こんな思いが綴られています。
そう、その通りなんだって知ってるよ
心の底から、そう思うんだ
出典: Made In Heaven/作詞:Freddie Mercury 作曲:Freddie Mercury
ここでも、神の前での自身の無力さが歌われます。
彼は『定められた運命』を良いものとは捉えていませんでした。
むしろ、スターという重責を負わされた彼にとって、辛く苦しいものだったのでしょう。
どこか投げやりなこれらの歌詞から、そのことがわかります。
しかしフレディは、このような運命をただ嘆いているだけの男性なのでしょうか。
彼の人生を知っている方なら、決してそんなことはないのだとわかるでしょう。
決して悲観するだけの人ではなく、ある2つの想いをもって運命と向き合っていきます。
彼は定められた人生の中で、どんな想いを胸に秘めていたのか。
さらに読み進めていきましょう。
希望を持つ
少しだけ受動的な想い
I'm having to learn to pay the price
They're turning me upside down
Waiting for possibilities
Don't see too many around
出典: Made In Heaven/作詞:Freddie Mercury 作曲:Freddie Mercury
こんな意味が込められています。
対価を払って学んでいくんだよ
彼らは僕の人生のサイをふっている
可能性を待っているんだ
周りにも目をくれずにね
出典: Made In Heaven/作詞:Freddie Mercury 作曲:Freddie Mercury
ここからは、彼が運命とどのように向き合っているのかが読み取れます。
2行目の歌詞に注目してください。
ここで彼は、未来に希望をもって生きていることがわかります。
神が与えてくれる幸福を待ちながら、生きていくという道を選択するのです。
“翻弄される人生だ。
それでも僕は周囲なんか気にしない。
僕は希望がさすその一瞬を、待っているんだ”
こんな、彼の気持ちが込められた歌詞です。
ちょっぴり受動的でありながらも、希望を絶やさずに運命を受け止めていることがわかりますね。
晴れ渡る世界
When stormy weather comes around
It was made in heaven
When sunny skies break through behind the clouds
I wish it could last forever, yeah
Wish it could last forever, forever
出典: Made In Heaven/作詞:Freddie Mercury 作曲:Freddie Mercury
こんな思いを歌詞にしていました。
激しい嵐が来たって
それは神が定めたこと
でも厚い雲の裏には、太陽が隠れてるよね
ずっと晴天が続けばいいのに
ずっと、ずっと。
出典: Made In Heaven/作詞:Freddie Mercury 作曲:Freddie Mercury
そしてここでは、さらにその思いを強く歌います。
詩的で美しい歌詞にも注目。
“厚い雲の隙間から、太陽の光が一筋、希望となって差し込んでくる。”
彼はそんな風に、希望を捉えていたことがわかりますね。
そして4行目では、永遠の幸せを繰り返し願います。
いくつもの成功をおさめ、華麗な人生を送ったフレディ。
そんな彼の、表には出てこない純粋な心の内が垣間見えます。
