近道は知らない
道草回り道
そこで会えたのなら
遠回りした甲斐もある
出典: 走って/作詞:PON 作曲:PON
近道を知らないことだって無駄ばかりではない。
その真意は多くの人に出会いたいという彼らの想いに繋がります。
「遠回りしたならその分だけいろんな人に出会えるかもしれない」
これは活動の中で出会いの面白さを知った彼らの価値観を表していますね。
時を重ねて
増えた荷物が
力に変わるよな
出典: 走って/作詞:PON 作曲:PON
活動を続けていけば、ファンの数やそれに伴う責任も増えていくもの。
この部分は、そういったプレッシャーも後押しする力に変えてきた彼らの姿を物語ります。
道しるべに
迷って迷って
そんな時もあんでしょう
いつだって頼って
ここで待ってるから
たまには顔見せに来てよ
いつでもいつまででも
君の居場所に僕らがなるから
出典: 走って/作詞:PON 作曲:PON
「自分たちの音楽が聴く人の道しるべのようになれたら」
そんな気持ちが込められているこの部分は、彼らが前向きな言葉を届け続ける理由を表しています。
「たまには顔見せに来てよ」という言葉からはライブを連想しますね。
しかし彼らが作る「居場所」とはライブだけではないでしょう。
その音楽で元気付けられるのなら、それ自体がその人の居場所になるのです。
出会った全ての人に
歌、風に乗って飛んで行け
あの人のところまで
最近会えてないからなあ
頼むぞちゃんと届けてくれ
歌、風に乗って飛んで行け
あの子のところまで
覚えてくれてるかな
ちゃんと届いてるのかな
出典: 走って/作詞:PON 作曲:PON
ここまで抽象的な表現も「音楽を届けたい」ということにのっとって解釈しています。
しかし歌詞の中に歌や音楽の文字はありませんでした。
ここに来てやっと「音楽のことを歌った曲」だということが明らかになりましたね。
長く会わないあの人にも、ちょっと話しただけのあの子にも届けたいと願う彼ら。
出会いの一つ一つを大切に想う様子が描かれています。
ラックライフがメジャーのシーンで発信し続けるのは、出会った人たちの中に存在し続けるためなのでしょうね。
走って向かった先には
笑ってらんなくて
どーしようもない時にさ
出会って、見つけて
くれてほんとありがとう
これが僕の伝えたい事
とりあえずそれだけが
君に届けばいいや
これまでとこれからを
結ぶ今を抱き締めながら
出典: 走って/作詞:PON 作曲:PON
彼らの活動もやはり一筋縄では行かなかったのでしょう。
そんなときに支えてくれたのは、自分たちの音楽を聴いてくれた人たちの存在です。
そんな出会いへの感謝と、良い音楽をすることで返していこうという気持ちを表したこの曲。
彼らが走って向かう先に居るのは特定の誰かではありません。
この曲はこれまで出会った人、これから出会う人全てに向けられているのです。
こちらもオススメ!
今回はラックライフの2ndフルアルバム「Dear days」より「走って」を紹介しました。
歌詞には10周年を飾るのにふさわしい「感謝」と発信し続ける理由が込められていましたね。
名プロデューサーの手によってさらに磨きが掛かったサウンドも、彼らにとって追い風となったことでしょう!
今回の「走って」のようなポップなロックが好きだという方はThe Floorなどもいかがでしょうか。
若手のバンドですが演奏力には定評がありますよ。
またAmelieの「ビューティフルライフ」なんかも、「走って」に通じる前向きなイメージがあります。
どちらも是非覗いてみてください!
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