出会ったころはまだ僕に余裕があってさ キミはいつもとなりで笑ってさ
今思うと貴重な時間 会いたい想いが加速する
出典: キミライフ/作詞:ナオト・インティライミ 作曲:ナオト・インティライミ
「好き」や「恋」という感情は魔法をかけたように、モチベーションを上げてくれます。
今日この後好きな人に会う約束をしていれば、目の前のノルマを出来るだけ早く終わらせようとしますね。
疲れていても、時間が無いときも、何とか会う時間を作ろうとします。
特に出会ったばかりの時は、会うために無理をするのさえ楽しいこと。
恋の始まりは、すべての時間が2人のためにあると思えるのです。
そのモチベーションが永遠に続くとは限りません。会うだけで満たされる新鮮さの消費期限は、意外と短いもの。
遠距離恋愛や忙しすぎる毎日は、優先事項を変える原因にもなってしまいます。
心は痛むけれど、次に会う約束もノルマになってしまうのです。
でも痛みを感じる心で「キミ」を思い出せば、会いたいと想う気持ちが一段と強くなりました。
翼があればノルマなんて思わない
キミのいるところまで 全部飛び越えていける魔法を
朝起きたら使えてやしないかなぁ
出典: キミライフ/作詞:ナオト・インティライミ 作曲:ナオト・インティライミ
ノルマなんて言いながら、会いたい!という気持ちが素直に歌詞になっています。
日々のノルマもあってそれでも君に会いたくて、どちらも一生懸命です。
歌の主人公の望みは「魔法を使って飛んでいく」こと。
(ナオト・インティライミさんなら出来るなんて想像したりもするのですが…。)
今日は会えなかったけれど、君のところまで飛ぶことが出来れば明日の朝には会えるのです。
2人の間の距離が物理的に長ければ、特に強く願うのでしょう。
心が離れることが悲しくて
ノルマと名付けた君と過ごす時間。でもそれはかけがえのない2人の時間。
今僕の心の中にある君への思いを嘘のない言葉で歌詞にしました。
会いたい…それだけ
Ah強く抱きしめたい ギュっと 痛いと言われるまで
今はただ 許された時間が もっと 欲しいだけなんだ
思い出が少しずつ薄くなってさ すれ違うことも多くなってさ
落としてるはずの涙の色 それすら見えない
出典: キミライフ/作詞:ナオト・インティライミ 作曲:ナオト・インティライミ
会いたい!、今すぐ会いたいのです。2人は顔を見たらすぐにそれまでの距離と時間を埋めます。
会えなかった間のすべてを無かったことにするようにハグをしあう2人。
回された腕が背中で交錯すれば2人に温もりが戻ります。2人はこうした時間を毎日でも作りたいのでしょう。
それが出来ないもどかしさと悔しさで心が痛みます。
願いとは違う、前回会った日からの長い時間。楽しかったことは遠い景色になって残されました。
独り過ごす時間に耐えている君の泣き顔が想像できても、抱きしめることはできません。
会いたいときに会える僕と君になりたい。ただそれだけなのに…。
花の中にある未来の話
待たせる理由は…
いつか話したよね 桜色の空に 数え切れない笑顔が舞ってさ
ボクたちは手をつないで それをいつまでも 眺めていようって
もうツライのはイやだよね あと少し ほんのちょっとだけ待っていて
出典: キミライフ/作詞:ナオト・インティライミ 作曲:ナオト・インティライミ
2人の間には将来の話も出ています。遠い将来ではなく近い将来の話です。
歌詞の中にある空の色は「桜」。満開の桜の色は大勢の人に祝福される愛されピンク。
その空の下に見える笑顔は2人の笑顔だけではありません。
数えるのには大変なくらいの笑顔がある…ずばり2人の結婚式がイメージできますね。
無事に式を終えて扉から出てくる君の頬もピンク色。少し照れながら君をエスコートして歩く僕。
結婚という新しいスタート地点に立てば2人はいつでも一緒にいられます。
会うための時間をノルマのように作る必要もありません。
でも今すぐ結婚…もしくは一緒に暮らすことをしない僕。
「もう少し待っててほしい」を今日も繰り返してしまうのです。
どうして生活を共にすることを今はしないのか?ここではまだ明確な理由は語られていません。
でも僕には君しかいないのです。