LIFE亭の高座にようこそ!?
落語家に転身?
ジャケ写は落語家のナオト・インティライミさんの登場を待つ座布団と帽子。
2014年9月にリリースされた「LIFE」はこんなコンセプトで発売されました。
LIFE」(ライフ)は、ナオト・インティライミによる楽曲。彼の14枚目のシングルとして発売。 『LIFE』のプロモーションビデオは、落語家という設定で鈴本演芸場で撮影されている。所作指導・共演は春風亭一之輔。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/LIFE_(ナオト・インティライミの曲)
遊び心と同時に芸に真剣なナオト・インティライミさんらしいスタイルで「LIFE」はリリースされました。
板についた落語家姿をナオト・インティライミさんの公式動画で確認しましょう。
足をお運びいただきありがとうございます
ミントグリーンの着物が爽やかです。羽織や帯もペールトーンで合わせたところがオシャレですね。
上半身の所作だけで歌うナオト・インティライミさんが何だか新鮮。
歌詞に使われた言葉が、エッジを立てて飛んでくるような気がします。
当たり前ですが歌に真剣な姿は今回も不変です。
歌詞にはナオト・インティライミさんの思いがぎっしりと詰め込まれました。
起承転結のシナリオが歌になった「LIFE」、歌詞の解釈を始めます。
独り芝居を続けるはずだった
「LIFE」とタイトルを付けた人生を自分で決める歌の主人公。
ステージ上でのストーリー展開も出演者も自分の脳内ですべてが出来上がっています。
独りで演じれば主役は自分。この先もステージに立つのは自分だけと決め込んでいました。
共演者は必要ありません
「HEY! キミは誰だ?」
予定外のキャスティング
「主役はオレのはずだ!」
人生の上演中
出典: LIFE/作詞:磯貝サイモン,ナオト・インティライミ 作曲:ナオト・インティライミ
「LIFE」と名付けた自分の人生を全うするためのシナリオを主人公が作りました。
音響も演出もすべて自分がやってしまう自作自演の独り舞台。
ステージを見る観客はほぼいませんが、自分が満足できればそれで良いのです。
いつもステージには自分独り。自分はこの先も独りで生きて行くことを決めていました。
独りで生きて行けば誰かを傷つけることはありません。
独りなら相手に言われたことで落ち込むことも無いのです。
「LIFE」の主人公は優しい心の持ち主なのでしょう。
別方向から見れば少し弱気で、オレに任せておけ…というタイプでは無いと判定できます。
自分の人生が成功に導けると信じて、毎日独り舞台を務めていました。
ところがその独り舞台に突然もう1人の演者が登場したのです。
歌の主人公がステージに上がることを許した訳ではありません。
突然空から舞い降りてきたのは独り舞台には必要のない共演者。
歌の主人公は目の前に現れた「キミ」を、口を開けたまま見つめ続けています。
シナリオは変更しないはずだった
変更の余地もないくらいに、完璧に仕上がった「LIFE」のシナリオ。
でも世の中には完璧な人生なんてまず存在しません。予想外の出来事が目の前で起こりました。
リアルな青天の霹靂
「ちょっと待った、ヘンだな」
シナリオも急展開
ホラー?コメディー?
いやこれはまさかまさかのラブロマンス
出典: LIFE/作詞:磯貝サイモン,ナオト・インティライミ 作曲:ナオト・インティライミ