第7位『化物』
第7位は、2013年5月にリリースされた星野源さん3枚目のアルバム『STRANGER』に収録されている『化物』。
曲名だけ聴くと「なに?」って少々構えてしましそうですが、実はこの曲、舞台で共演した故18代目中村勘三郎さんに宛てた曲だとも言われています。
星野源さんの演奏するマリンバが素敵です♪
誰か この声を聞いてよ
今も高鳴る体中で響く
叫び狂う音が明日を連れてきて
奈落の底から化けた僕をせり上げてく
出典: 化物/作詞:星野源 作曲:星野源
”奈落の底から”は、歌舞伎の舞台の奈落のことですね。
”化けた僕をせり上げてく”というのは、隈取の化粧をした中村勘三郎さんが舞台の奈落からせりあがってゆく様を歌っているのでしょう。
それだけでなくこの曲の歌詞には、星野源さんがくも膜下出血で入院した時に感じた苦しい思いが込められています。
復帰後に出演した『情熱大陸』で星野源さんは次のように語っていました。
「集中治療室で身動きとれずに天井だけを見つめていなくてはいけなかった時、自分はどうなっちゃうんだろう。
何がいけなかったんだろう。自分のことばかり考えてしまって自意識過剰で爆発しそうになった。」
そんな不安のどん底だった自分の気持ちも、この曲の歌詞には含まれていそうです。タイトルの『化物』は病魔のことかもしれません。
続いて6位~4位の発表です!
さあ、どんどん行きますよ!
第6位『Crazy Crazy』『桜の森』
第6位は、2014年6月にリリースされた星野源さん7枚目のシングルで初の両A面!『Crazy Crazy』『桜の森』。
星野源さんは、この2曲に対して次のように述べています。
「この曲をクレージーキャッツの曲にしようと思った」と述べ、
桜の森を、「マイケル・ジャクソンのソウルなダンスクラシックのような曲にしたかった」
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Crazy_Crazy/%E6%A1%9C%E3%81%AE%E6%A3%AE
クレイジーキャッツとマイケルジャクソンを感じながら聴いてみて下さい。
小学生時代のつまづきからパニック障害になり、高校生の時には不安神経症を発症。
そんな星野源さんを救ったのはクレイジーキャッツの一曲『だまって俺について来い』。
この曲の「そのうちなんとかなるだろう」という歌詞が、絶望の底に落ちていた星野源さんを明るい世界に引き上げてくれたのだそうです。
「自分もそういうことを思ってもらえる側になれたらいいな」そんな星野源さんの想いから生まれた曲なのでしょう。
第5位『夢の外へ』
第5位は、2012年7月にリリースされた星野源さん3枚目のシングル『夢の外へ』。
この曲は資生堂ANESSAのCMソングとしても使われました。
PVで星野源さんと一緒に踊っているのはダンスカンパニー「イデビアン・クルー」を主宰する井出茂太さんで、振り付けも彼が担当しています。
大変失礼な言い方なんですが、カッコ良すぎない井出さんのダンスが星野源さんの歌声とマッチしていて、なんだかとても癒されました。
途中、一緒に踊る星野源さんのダンスも、上手すぎなくていいんです←星野源さんファンの方々、スミマセン(笑)。