「雪にほころんだ」「子どものまま」

泣きあかしても
雪にほころんだ
僕はまだ子どものまま

出典: SNOW SOUND/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平

「泣きあかした」時期を乗り越えると、心が冷え切った「大人になっていた」という歌詞が1番でありましたが、実際のところはこの2番の歌詞が本当なのです。

「泣きあかして」心が冷え切って何もかもに対して無関心になっていたけど、それはそんなふりをしていただけで、根っこの部分は何も変わらず「僕はまだ」雪を見て顔がほころぶような「子どものまま」だったということを言っています。

そのことに気づかせてくれたのが「あなた」だったのですね。

「僕」の子供のような心を守ってくれた「あなた」

Oh, maybe I'm pretending
無表情貫いて 
つまずいていた僕を
あなたは守った

出典: SNOW SOUND/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平

何に対しても「無表情」を貫いて、平気なふりをしていても、自分の本心とは違い、本当は毎回「つまずいていた僕を」救ってくれたのは「あなた」でした。

「守った」という言葉は、「僕」が本当の心を失わずに済んだのは「あなた」のおかげであり、「あなた」に守ってもらったという意味でしょう。

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「あなた」との関係を「例えるならそれは」、「SNOW SOUND」

例えるならそれは白い音
まだまだ誰にも何にも染まってない音
いがみ合い、許し合いが折り重なり
色鮮やかなまでのメロディーになっていく

出典: SNOW SOUND/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平

この部分の歌詞で出てくる「白い音」という歌詞が曲名の「SNOW SOUND」のことでしょう。

柔らかい雪が積もっていくように、二人の間にも「いがみ合い」、「許し合い」様々な感情が「折り重な」って、いろんな楽器の音色が積み重なるように「色鮮やかなまでのメロディーになっていく」という歌詞。

雪と、「僕」と「あなた」の関係と、音楽の3つの例えが重なっているのですね。

いつも「あなたを想う」

Oh, maybe I’m pretending
無関心なふりして
目をそむけていても
あなたを想うよ

出典: SNOW SOUND/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平

「あなた」と出会った今は「無関心なふりして」「目をそむけていても」、心はいつも「あなたを想うよ」ということを歌っている歌詞です。

「あなた」と一緒だったら、雪に包まれても冷え切ることはないという冬の恋にぴったりの歌詞ですね。

結局、「僕」が無関心なふりをして、孤独に生きるようになった原因は歌詞からは読み取ることができませんでした。

しかし、雪解けのように「あなた」との出会いが「僕」の冷たい心を溶かしていったのは確かです。

そんな人生を変えるような恋を描いた、冬の一曲でした。

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ここまで「SNOW SOUND」の歌詞の解釈を載せてきましたが、今回は歌詞にスポットを当てたので、楽曲についての分析やCD情報については掲載できませんでした。

そこで、最後に、この曲のことをもっと知りたいという人のために、[Alexandros]の「SNOW SOUND」についての人気記事を紹介しますので、ぜひ読んでみてください。

70~80年代を思わせるシンセの音や、メロディーの作り方など、この楽曲の特徴をわかりやすく表現し、解説してくださっている記事です。

「SNOW SOUND」と同じCDに収録された「今まで君が泣いた分を取り戻そう」の解説も合わせて書かれています。

楽曲について、玄人好みな解説が欲しい方はこちらをチェックしてみてください。