【ミオヤマザキ/メンヘラ】メンヘラすぎる歌詞が強烈な今作を徹底紹介！コードあり♪

「わかって、ねぇわかって アタシを」と自分を理解してくれることを強く願っていた彼女はとうとう理解してくれない彼氏に我慢が限界になるのでした。

「どうせ私の事なんて誰も理解してくれないんだ もういっそ消えちゃえば良いんだよね」と自分が身を引くことをほのめかしつつも、本心は違い、ただ「愛してる」「行くな」と引き止めてほしいのでした。

自分が身を引けば、彼氏は別の誰かと幸せになると考えると、嫉妬で狂いそうになる彼女が、死ぬことも、身を引くこともできるわけがありません。

 しかし、彼女の狂気とも言える感情を見た彼氏はこの曲の最初のセリフの時から逃げ出そうとしていた彼氏は、彼女を引き留めることなんてしないでしょう。

状況がより一層悪化していくのは目に見えていますね。

どれだけ彼氏に自分だけを一生愛してほしいと願ったところで、自分の感情も理解されず、「一切合切本当は 無意味な事、全部わかってる」彼女。

それでも、彼が自分だけを愛してくれて、常に自分に会いに来てくれさえすれば「病まない」のに、自分の感情を見せたがために、これからはもう「会えない」と思うと...。

「サイレン」という言葉が、もう彼女の暴走を誰も止められないことを示しています。

「あなたが私の事愛してくれてないんだったら私、 もう生きてる意味ないよね」と言いながら、ここまでの歌詞で、彼女に自分だけ死ぬという選択肢がないことはわかりますよね。

「いつもいつもあなたを見てて あなたを感じてた 私はあなたと一緒なら死んでもいいって思ってたのに」と自分を正当化し始める彼女。

ここで嫌な予感がした方は残念ながら...、正解です。

「私を愛してくれないなら...死んで」彼女はとうとう彼氏に手をかけてしまったというのがこの曲の結末でした。

ミオヤマザキの「メンヘラ」は異常と言ってしまえばそれまでの、ある女の子から男の子への病的な恋愛感情とその末路を描いた歌詞でした。

しかしながら、これが異常に見えて実際、犯罪に手を染めるまでには至らなくても、同じような感情を抱いている女の子は日常の中にたくさんいると思います。

だからこそ、軽い気持ちで付き合うと、こういう悲劇は起こり得ますし、女の子の方も自分の想いを受け止めきれない相手からはできるだけ感情をそらすようにしないといけないと、曲になるといくらか、客観的に見ることができますよね。

ただ衝撃的な歌詞で注目を集めて人気になろうとしているわけではなく、ここまでリアルに精細に描かれているからこそ、この曲はそんなふうに気づかせることができるのです。

みなさんは今どんな気持ちでこの記事を読んでいるのでしょうか。

人の感情をこれだけ揺さぶることができる音楽を作り出すことができるミオヤマザキというバンドのこれからの活躍が楽しみですね。

また、この動画の通り、演奏力も高く、ライブパフォーマンスがかっこいいのもバンドの人気の要因の一つです。

「メンヘラ」を演奏したいと思った方はギターコードのリンクを貼っておくので、ぜひ練習してみてください。