異次元ヲ回避
青ク深イヨル
セカイヲカエヨウ
ソコカラナニガミエル?

出典: 或る街の群青/作詞:後藤正文 作曲:後藤正文

「ソコカラナニガミエル?」という歌詞は、原作でも登場する台詞です。

この部分だけが歌詞の中で、機械的な文章になっています。

他の世界を知らない彼らが、新しい世界への期待と絶望を抱いているように感じます。

「青ク深イヨル」という言葉が、漆黒の闇を連想させます。

夜の暗闇に紛れて「セカイヲカエヨウ」ということです。

この『或る街の群青』という曲の心臓ともいえる歌詞ですね。

「何処までも行けるよ」

開いた両目から
堰(せき)を切って流れるすべてを集めて
君と僕で浮かべよう
助走もつけずに思い切って飛び乗る
蹴り出す速度で
何処までも行けるよ
きっと...
光だって
闇だってきっと...

出典: 或る街の群青/作詞:後藤正文 作曲:後藤正文

最後の部分の歌詞になります。

やはりこの曲の中で一番、筆者が好きな歌詞です。

2人なら何にだってなれる。何だってやれる。

「何処までも行けるよ」。

どんな困難が訪れようともクロとシロの2人なら乗り越えられる、という希望を感じられる歌詞です。

それは迷いのない真っ直ぐな思いであることが表現されています。

こんな思い切った気持ちを、聴き手である私たちも持たなければいけないのかもしれません。

ウジウジなんてしていないで、とりあえず動き出すことが大切なんだということを教えてくれる歌詞ですね。

MV

では次に、MVをご紹介します。

歌詞の意味を頭の片隅にアジカンの世界観を感じてみて下さい♪

ほんのり群青色の映像に注目!

基本的にシンプルな作りのMVだと思います。

アジカンのメンバーが演奏している映像です。

しかし、よく見てみると映像自体が何となく青っぽい雰囲気になっています。

タイトルの「群青」が表現されているのです。

また、空や街などもやっぱり群青色に見えます。

「鉄コン筋クリート」の世界観をどこか感じさせつつ、しっかりと自分たちの色も出していく。

何にも替わらない、アジカンらしいMVといえます。

終わりに

【或る街の群青/ASIAN KUNG-FU GENERATION】映画主題歌に起用!歌詞を徹底解釈♪の画像

いかがでしたか?

映画 鉄コン筋クリート」という作品を知らなかった人も、この機会に鑑賞してみて下さい!

そしてこの『或る街の群青』という曲が、作品とどのような化学反応を起こしているのか、確認してみて下さいね!

きっとまた違ったアジカンの姿を感じられるかもしれませんよ♪

無料で音楽聴き放題サービスに入会しよう!

今なら話題の音楽聴き放題サービスが無料で体験可能、ぜひ入会してみてね