中島みゆき【恩知らず】歌詞の意味を独自解説！恩知らずになった私…あなたへの恩をアダで返した理由とは？

これで彼は本当に幸せになれるのでしょうか。

疑問ですね。

彼女からはボロボロに見えたかもしれないけど、彼は幸せだったかもしれないのに。

彼女は、自分の目から見える彼の姿を「彼だ」と思い込んでしまいました。

そして、不幸にしているのは自分だと思いつめてしまった。

自分さえ彼のそばにいなければ彼は幸せになれるはず。

その発想自体が、わがままで独りよがり。

自分で自分のわがままに気が付いている。だから「恩知らず」なのです。

「恩知らずだ」とわかってやってるのです。

この歌詞には彼の気持ちは一切書かれません。

彼の態度や彼の言葉、なにもありません。

それがこの歌詞のキモ。

彼は本当に重荷を降ろしているかもしれません。

素敵なパートナーを見つけるかもしれない。

別にボロボロでもなんでもなかったかもしれない。

彼女といて幸せだったかもしれません。

いろいろなケースが想像できます。

物語が歌詞の中だけで完結しないのも中島みゆきの歌詞の魅力。

誰もが「これは自分かも？」と振り返ることができます。

父親はこの世にはいないと言い聞かされて育った女の子が父親と再会する。

しかも父親は異性関係が派手という設定の『東京全力少女』。

このドラマに『恩知らず』が主題歌というのがすごい！

恩知らずなのは父親？娘？それとも？

このドラマ以外にも、中島みゆきはテレビドラマに多くの主題歌を書いています。

他のテレビドラマ主題歌もOTOKAKEでチェックしてください！

南の孤島を舞台にしたテレビドラマ『Dr.コトー診療所』の主題歌『銀の龍の背に乗って』。

テレビでは、壮大で美しい島の自然をバックにこの曲がかかりました。

こちらの記事では歌詞解説の他に、大阪のロックユニット「SKYzART」によるカバー動画が見られます。

ギターとボーカルのバランスが良いので心地よく聴けます。

たくさんのミュージシャンがカバーしているので、お気に入りを見つけるのも楽しい。

小学生だった安達祐実が主演で話題になったドラマ『家なき子』。

「同情するなら金をくれ！」の名台詞でおなじみです。

『空と君のあいだに』は、このドラマの主題歌。

ミリオンセラーを達成したこの歌は、犬目線で書かれたことでも注目されました。

暖かく守ってくれる優しさを感じさせる楽曲です。