【ファントムヴァイブレーション/キュウソネコカミ】スマホはもはや〇〇？！歌詞の意味を徹底解釈！

「ファントムヴァイブレーション」は、2013年10月に発売されたアルバム『ウィーアーインディーズバンド！！』に収録されています。

スマホが普及した世の中で、たびたび耳にするのが“スマホ依存”という言葉。

“スマホ依存”は、ニュースでも特集を組まれるくらい深刻な問題です。

特に用もないのに、気づいたらスマホをいじっていた……なんて事ありませんか？

わたし自身も職場や出先にスマホを持って行くのを忘れてしまうと、気になってソワソワしてしまうのですが、それは“スマホ依存”ですよね（笑）

スマホが無いと、多かれ少なかれ、なんらかの支障が出るのではないでしょうか？昔はこんなものが無くても充分生活できていたのに不思議ですよね〜！

そんな“スマホ依存”を題材にして、キュウソは「ファントムヴァイブレーション」という楽曲を制作しました。

楽曲のタイトルの意味は、携帯電話のヴァイブ音が鳴っていないのに鳴っている気がしてしまう、“ファントムヴァイブレーションシンドローム(幻想振動症候群)”からきています。

iPhoneの着信音風のポップなイントロが“スマホ感”をより際立たせている楽曲です。

歌詞はやはり、スマホあるある！！

Vo.ヤマサキセイヤさんの抜群の感性で書かれた歌詞は、共感する部分もあれば、スマホ依存もここまでいくとヤバイ！！なんて気づかされたりもします。

「ファントムヴァイブレーション」のMVは、某携帯電話会社のCMのようなパロディ仕立てになっています。

冒頭は“iPhone”ならぬ“qPhone”が登場し、まるで新作発表会のような映像。

途中にはどこかで見たことがあるようなCMのパロディだったり、リリックムービーにもなっているので、スマホの画面やCM風ロゴが歌詞の一部になっています。

ニュースの特集のような映像も登場したりと、“スマホ”から一切ブレない構成ですよ〜♪♪

キュウソのMVはいつも面白いのですが、その中でも特に「ファントムヴァイブレーション」のMVは秀逸です。

是非ご覧になってみてください。

好きなあの子よりもスマホを見つめる時間が長いなんて、一昔前には信じられないことかもしれません。

わたしが学生の頃は、まだ携帯電話が今ほど普及していなかったので、好きな子のお家に直接電話をかけていました。

家電って、誰が出るかわからないから妙にドキドキしちゃうんですよね〜♪♪

今は一人一人が当たり前に携帯電話を持つ時代になったので、電話をかければ必ずその人が出るし、当時のドキドキを味わうことはできなくなりました。

それどころか、好きな子を目の前にしながらスマホを見ているなんて……切ないですね。

以前ファミレスに行った時に、4人グループの学生さんがいたのですが、お互い向かい合っているのにも関わらず、全員スマホでゲームをしていました。

彼らは目を見て話せる距離にいながらスマホのゲームの世界でコミュニケーションをとっていました。

コミュニケーションの取り方もスマホの普及とともに変化しているんだなぁと実感した瞬間でした。

世界中のいろいろな人とコミュニケーションをとることができる便利さもありますが、肝心の面と向かったコミュニケーションが減少してしまっては本末転倒ですよね。

ちょっとした空き時間があったら、みなさんは何をしていますか？

“スマホをいじっています！”って方が多いのではないでしょうか。

スマホの機能が多様化したので、何をするにもスマホの力が必要になってきています。

わからないことはスマホで調べればだいたい答えは見つかるし、自分で考えるより先にスマホに頼ってしまいます。

わたしたちはまるで、困ったらドラえもんにすがりつくのび太くんのようです（笑）

空き時間を有意義に使うこともできるはずなのにスマホを見てしまうことによって無駄にしてしまうことも……。

機能が多様化しているので、スマホ依存にもいろいろな種類があるそうです。

先ほどもお伝えしたように、「ファントムヴァイブレーション」とは、鳴っていないのに鳴っていると感じてしまうこと。

メール依存の方によくある現象です。

メールが来なくて“センター問い合わせ”を何回も何回もした経験はないですか？してもだいたいメールは来ないんですが（笑）

今はラインが主流になっているので“センター問い合わせ”はありませんが“既読”機能があることで振り回されてしまうこともありますね。

スマホが鳴って、どうせメルマガだろうと思いつつも、もしかしたらあの子からの連絡かもしれない……と思うと確認せずにはいられない。

常に自分の近くにスマホがないと落ち着かない、そんな様子を歌詞では“俺の臓器”と表現しています。

スマホを片時も自分から離さない様子がこの一言でよくわかりますよね！！