キュウソネコカミの「ハッピーポンコツ」ってどんな曲?

「ハッピーポンコツ」は2015年7月22日に発売された、キュウソネコカミのメジャー初シングルである「MEGA SHAKE IT!/ハッピーポンコツ」に収録された楽曲です。

シングルに収録された「MEGA SHAKE IT!」(メガ・シェイク・イット!)は、ハウスウェルネスフーズ「メガシャキ」のCM曲として起用されたことでも話題になりました。

「ハッピーポンコツ」が片桐仁主演のドラマ主題歌に起用!


「ハッピーポンコツ」は発売してから約1年4ヶ月後となる、2016年11月20日からCS放送フジテレビTWO ドラマアニメ/フジテレビTWOsmartで放送されていた片桐仁主演のドラマ「GAKUYA〜開場は開演の30分前です〜」の主題歌に起用されたことで、再び話題になりました。

ライブ人気曲である「ハッピーポンコツ」が主題歌になるということで、このことを知ったファンはとても盛り上がりました。

そんな「ハッピーポンコツ」の歌詞の真意とは?

ここからは歌詞の内容を詳しく見ていくとともに、歌詞の意味を解釈していきます。

キュウソネコカミの「ハッピーポンコツ」の歌詞の意味

一生懸命やっている人には自然と誰かが手を差し伸べてくれる

一生懸命やっているのになんかズレてる
一生懸命やっているのに笑われている
友達だけれど保護者みたいな友達に恵まれ
なんとかぎりぎりアウト寸前のキワキワを走る

出典: https://twitter.com/minstrelsong0/status/745236284445102080

「一生懸命やっているのになんかズレてる」、「 一生懸命やっているのに笑われている」という歌い出しの歌詞

「ポンコツ」でも「一生懸命」だというところがキーワードで、笑われているとはいえそれはみんなから愛されている証拠だとわかりますね。

ポンコツだけどいつも一生懸命なその人の周りにはお世話焼きな保護者みたいな友達がいます。

ここまでで既にそういう人いるよねと誰かの顔を思い出している人もいるかと思いますが、「なんとかぎりぎりアウト寸前のキワキワを走る」という歌詞に、さらに学生時代、「保護者みたいな友達」に助けられながらテストを切り抜けていた友人の顔が浮かんだ人もいるのではないでしょうか。

一生懸命やっても上手くいかないその人についつい周りは手を差し伸べてしまうんですよね。

私もテスト前ついつい助け舟を出していた側なのでよーくわかります。

成功と失敗の数がトントンになっても構わない!重要なのは前を向くこと

行動的で友好的 情熱的で感動的
成功の数と失敗の数がトントンなっても前向いて
気が付けばまたほら 何かしら食べてる

出典: https://twitter.com/minstrelsong0/status/745236284445102080

「行動的で友好的」、「情熱的で感動的」という歌詞には「ポンコツ」ながらいつも笑っていて、アクティブで、何かあるごとに泣いたり、笑ったりしている表情豊かな人の姿が浮かびます。

失敗しすぎて成功がかき消されるくらいになっても何かを食べて気持ちを切り替えている姿が描かれています。

前向きに頑張ろうとしている姿を見せられて、失敗したんだから落ち込みなよなんて言う人はいません。

それに、全ての失敗を見せていない人が多いだけで、案外みんな失敗はしているものですよね。

そう考えると、失敗してもくよくよ悩んだり、失敗を恐れて次の行動に出られなくなったりせず、何か食べたくらいで切り替えられる「ハッピーポンコツ」さんはとっても優秀ですね(笑)

完璧な人間になるより「ハッピーポンコツ」であれ

大体モグモグしてればハッピーで 僕ら何度でも立ち上がれるんだ
泣いても そうハムハムしてればハッピー
8割ぐらい仕事こなしていれば 大丈夫社会でやっていけるよ
完璧な人間なんて一握り
ハッピーで ポンコツで 最高な この感じ
全人類に広まれば ハッピーポンコツインザワールド

出典: https://twitter.com/sp552ten/status/909982927596920832

何か食べていれば「ハッピー」になれるから、「僕ら何度でも立ち上がれるんだ」という歌詞は、そう甘くないと思う人もいるかもしれませんが、例えそう上手くはいかなかったとしても、この歌を思いっきり歌ったら心が前を向く気がしませんか?

「8割ぐらい仕事こなしていれば 大丈夫」というのも、努力しなくていいということではなく、完璧になろうとしなくていいということを言っているのです。

また、自分を完璧ではないと認めることは、人に完璧を求めすぎて責めたりということもなくなるということでしょう。

「全人類に広まれば ハッピーポンコツインザワールド」という歌詞が描いているのは、誰も無駄に傷ついたり、自分を責めたりしない、優しい世界だと言えるでしょう。

本人は気づかなくても周りを幸せにする、そんな人