物理的な距離が離れていたとしても、同じ時間を生き同じ空気を吸って生きている。そう考えるだけで心強いのではないか。
このフレーズは胸にクるものがありますね。筆者も遠くにいる大事な人に想いを馳せるときに、「あの空の下にあの人がいる…」なーんて詩人のようなことを思ってしまうことがあります。しかしこの考え方は非常に強力な支えになるのですよね。
とくにネットの存在が当たり前になっている現代では、ネット上でその人のことを見守ることができます。物理的に距離が離れていても、ネットを介せばお互いが今何をしているか知ることもできます。そしてそれが非常にモチベーションにつながったりするものです。
「あの空の下にあの人がいる…」なんてことを筆者のわたしが言うとクサすぎて目も当てられないのですが、小田和正さんが同じことを歌うとこんな素晴らしい芸術品になるのです。
自分のこと大切にして 誰かのこと そっと想うみたいに
切ないとき ひとりでいないで 遠く 遠く離れていかないで
出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B09576
誰かに優しくするのと同じくらい、自分のことを大切にしてほしい。一人でどこかに行ってしまわないで。そんなあたたかい見守る愛が感じられるフレーズです。
上記の「同じ今を生きている」という趣旨の歌詞につなげると、ひとりぼっちのときに本当にひとりぼっちと考えてしまうか、もしくは上記のように心強く考えるかということになりますね。
本当にひとりぼっちと考えてしまえば、それだけで心が折れそうになりますし、一人でどこかに行ってしまおうとも考えてしまいます。
そしてどこかに消えていってしまいそうな恋人の儚さに恐れる、主人公の心境もチラリとみることができますね。
確かな事とは?
いちばん大切なことは 特別なことではなく
ありふれた日々の中で 君を
今の気持ちのまゝで 見つめていること
出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B09576
「たしかなこと」の最重要フレーズとして、上記の歌詞を挙げることができます。
ゴージャスな食事や、思い出に残るシチュエーションなど、「特別なこと」にはたしかにインパクトがあるもののその儚さは避けてはとおれません。これは恋愛に限ったことではなく、人生においてもそうだといえるでしょう。
そして大切なことは、素直な気持ちで見つめること。利害や価値などを考慮せず、純粋な心で誰かのことを思うことこそが、もっとも大事な幸せであり、「たしかなこと」であるのです。
「幸せはありふれた日常の中にある」なんて言われることもありますが、それと同じようなことを謳ったフレーズといえましょう。
「たしかなこと」まとめ
以上、小田和正さんの「たしかなもの」の概要と歌詞についてご覧いただきました。
名曲や優れた創作品には、万人に受ける名フレーズがあるものです。「たしかなもの」ではそんなフレーズが満載ですが、「今の気持ちのままで」の趣旨はとくに最重要のところです。
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