【ビスケット/YUKI】脆い◯◯を歌った曲？！可愛らしい歌詞に秘められた意味を紹介！PV&コードも♪

YUKIはもともと1993年にデビューしたバンド「JUDY AND MARY」のボーカルとして活動していました。

初期の頃はいわゆるロリータパックバンドの色合いが強かったため、特にYUKIの純粋な子供っぽさが強調された作品が多かったようです。

2001年のグループ解散後は本格的にソロ活動を始めています。

『ビスケット』はYUKIの15枚目のシングルで、2007年5月25日にリリースされた配信限定シングル曲です。

この曲は当時NTTドコモの人気携帯のCMにも起用され、注目を集めました。

そのCMには『ビスケット』PVも使用され、YUKIワールド満載のCMになっていたようです。

（わたしは）「いつだって逢いたくて涙の海でおぼれて」いるくらい大好きだから、（あなたは）「抜け出して逢いに来て」欲しいと願っています。

「月を味方につけて」ということは夜、人目を忍んで抜け出さなくちゃいけない、ということなのでしょうか？

もしかすると二人は堂々と会うことができない関係なのかもしれませんね。

本当に大丈夫じゃない時ほど、「大丈夫」という言葉が出てくるから不思議なものです。

好きな人にこそ心配をかけたくなくてつい強がる甘え下手なタイプ。

かと思いきや、あなたが隣にいて心臓が飛び出そうなのに「あなたの額に触れた」って、実は小悪魔か？と思ってしまいます。

でもついつい触れていたくて手を伸ばしたのかもしれませんね。

別個の存在でいることですら寂しくて、影を踏めば同化できるのかな、と動くあなたの影を必死に踏んで歩いています。

その必死な姿は痛々しいほど純粋に相手を想っていることがよくわかります。

主人公は少しあまのじゃく的な要素があるのかもしれませんね。でもそれもカワイイ。

大好きな甘いビスケット、普段なら一人占めして全部食べたいと思うのかもしれないけれど、あなたと一緒なら半分こにしたい。

そのピュアな気持ちはまるで小さな女の子のようです。

自分にとって嬉しいことや楽しいことは大切な人とシェアしたいという愛がこの歌詞に表れています。

「始めたばかりのダイエット」を言い訳にしてみたり、相変わらず少しだけツンツンしています。

でも結局本当の思いはどれも正しくないので「その他うやむや」ってことでごまかしてみます。

とにかくあなたと一緒にビスケットを分けたいから。

好きになるのに理由はない、とも言いますが、「私があなたを好きな理由」は100個言えると断言しています。なにもかもが大好きなのでしょう。

始めのうちは欠点が全く見えないけれど、長く一緒にい続けるとだんだんアラが見えてくる･･･というのが一般的かもしれません。

でも本当に「相性が良い人」というのはどうも違うみたいです。

自分とは明らかに違う部分でさえ、すんなり入ってくると欠点すらその人の個性なんだと捉えることができます。

歌詞からあなたは主人公よりだいぶ背が高くて（主人公も小柄な感じですね）、大きな青いセーターを着たあなたに包まれている安心感が伝わって来るようです。

ドキドキしている鼓動=これだけ大好きなんだという思いがちゃんとあなたに届いていますように、と願う気持ちが表現されています。