空はまるで【MONKEY MAJIK】の背中を押してくれる歌詞に迫る！YouTubeで動画を検索♪

カナダ人のプラント兄弟のツインボーカルを中心とした4人組ロックバンド。

結成は意外にも青森県で、在留外国人だった兄弟と現地の日本人による多国籍なバンドとなりました。

日本語と英語をミックスした歌詞とJPOPと洋楽ロックの中庸と言ったミクスチャーサウンドが人気に火をつけ、2006年に「fly」をリリースしデビューしました。

デビュー同年、フジテレビ月9ドラマ『西遊記』の主題歌として書き下ろした「Around The World」が大ヒットし、一躍人気バンドの仲間入りを果たしたモンマジ。

その後もタイアップを増やし、2016年にデビュー10周年を迎えました。

2007年7月にリリースされたメジャー二作目となるアルバム「空はまるで」の表題曲であるコチラ。

レコード会社はシングル化を検討しましたが、「アルバムの表題曲として発表したい」というメンバーの意向を尊重しアルバムの表題曲という形をとりました。

これって日本ではあまりとらない販売方法ですが、「シングル」がほとんどリリースされない海外では一般的な手法なんですよね。

ちなみにこの楽曲、アルバム発表前にUSENでは流されていたのですが、発売前にもかかわらず問い合わせが殺到し、総合チャートとリクエストチャートで1位を獲得しました。これは史上初の快挙だったそう。

（余談ですが、ジャケットの馬にはほとんど意味がないそうですよ。）

初回盤ボーナストラック

このアルバム、実は隠れたベストなんじゃないの？くらい完成度の高い名盤なのですが、特にカッコいいのは津軽三味線のプロ奏者である吉田兄弟とコラボした「Change」！

まずはMV。まるで海外のSF映画監督が撮ったみたいな、“エセ日本”のダークな世界観が最高。モンマジ自体にもどこからどう見ても白人フェイスのふたりがジャパニーズロックを歌う面白さがありますが、その面白さとこのMVはドンピシャの相性です。

さらに楽曲。津軽三味線の、打楽器と弦楽器の間のような乾いているのに響く独特の音と、エフェクトかけまくったエレキギターサウンドの相性たるや！痺れますね。

さらに、楽曲に似た雰囲気のあるゴダイゴの名曲「ガンダーラ」のカバーも現代版アレンジといった雰囲気で超クール。

モンマジ初心者のそこのあなたには是非おすすめしたい名盤です。