WANIMA「ララバイ」CMソング♪歌詞情報＆MV公開！

曲を作り出す難しさ、苦しみはまさに音楽との「対話」と言えます。

むき出しの姿で生まれてくるメロディーをどう活かし、そこにどんなメッセージを込めて世に送り出すか。それは、音楽活動をしている人なら誰もが経験したことのある悩みでしょう。

孤独で厳しい作業の中で、ときには「吠え」たくなるような衝動に駆られることもあります。

「吐息は荒れ吹き出す汗」という表現も決して大げさなものではありません。

何もないところからメロディーを生み出し、それを曲として育て上げる。そんなミュージシャンならではの苦労が見えます。

他の創作活動・芸能活動と同じく、音楽活動は孤独な戦いの道です。

日々と一対一で戦う。それは、自分自身と戦うということでもあります。

「Neon」＝ネオンが表すのは夜の街の風景でしょうか。

スタジオ練習やライブ、時給の良い深夜のアルバイト…バンドマンの生活は「夜」という時間と密接に繋がっていることが多いでしょう。

身体を酷使し、体力をすり減らしながら、それでも辞めるなんて考えられない。そんな力強い気力が伝わってきます。

疲れた身体の中にも音は溢れてきます。メロディーが浮かぶのはいつも突然です。

曲との出会いを聞き逃さない。それが音楽を作る人にとってはとても大切なことです。

そうやって音楽を作り続け、活動を続けて、それでも結果が出ない苦しみはついて回ります。

大きなステージに立ったりCDを新しく作ったり…一つチャレンジしては失敗し、また新しいチャレンジを始める日々が続きます。

応援の言葉をもらって喜んで、目標に届かず落ち込んで。そんなことをくり返して身を擦り減らしながら生きるのがバンドマンです。

活動拠点を都会に移すバンドは多いでしょう。中には、慣れない大都会で苦労しながらも音楽を続けているバンドもたくさんいます。

横のつながりも多いバンド界隈では、多くの人が互いに支えあい、協力し合いながら明るい未来を目指して日々活動を続けています。

そして、ときにはお酒にストレスをぶつけてつぶれ、虚しさが残ったり。

そんなバンドマンの気持ちに歌いかけるのがこの「ララバイ」という曲です。

「子守歌」という意味をもつこのタイトルは、「明日からまた走り続けるために早く寝ちまえ！」と呼びかけるような励ましの曲にぴったりですね。

基本的にだらしない存在として見られがちなバンドマン。実際にそんな性格の人も少なくはありません。

ときには一夜限りの関係に走って欲にまみれてみたりして。

そんな気持ちになるのも、音楽を続けて戦い続ける孤独さをごまかすためなのかもしれません。

普通とは違う生活の中で足りない安心感を欲して、寂しさを埋めようとして自分を欲に任せる人もいるのではないでしょうか。

そんな一面についても逃げずに歌い上げています。

先が見えない日常の中で、目の前の暗闇に毎日火を灯してその日を生きる。そんな生活を送るバンドマンも多いでしょう。

そんな日々は濃くて鮮明で、どの日も二度とは訪れない変化の日々です。

そんな日を「ともに行こう」と力強く呼びかける言葉とともに進んでいきます。