玉置浩二とは?

玉置浩二「メロディー」はなぜあまり売れなかったのか…?!その真相を歌詞とコード進行から徹底解釈!の画像

玉置浩二ロックバンド安全地帯」のヴォーカリストとして、1982年にデビューしました。

デビュー前は井上陽水のバックバンドと活動しており、そこで実力をつけてのメジャー進出になります。

その後は俳優活動などもしながら、1987年に「萌黄色のスナップ」でソロデビューを果たし、現在も精力的に活動を続けています。

主な代表曲は自身最大のヒット作である「田園」となっており、出演するドラマのテーマソングにもなりました。

プライベートでは二度の離婚などもありましたが、現在は元タレントの青田典子と結婚しています。

安全地帯

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安全地帯」は玉置浩二と同バンドギタリスト武沢豊を中心に結成されたロックバンドです。

その後武沢豊の兄である武沢俊也を向かえ、フォークソングバンドとして活動していたのですが、

メンバー達がロックに傾倒していったため、バンド名を「安全地帯」に変更し、ロックバンドとして活動を開始。

その際にドラマーに玉置浩二の兄玉置一芳、ベーシストに宮下隆宏が加入しました。

以降は何度かメンバーチェンジし、現在に至っています。

代表曲は「ワインレッドの心」で、「安全地帯」でもっともヒットした曲でもあります。

抜群の歌唱力!

玉置浩二といえば切ない歌詞に天才的ともいえるメロディーです。聞けば必ず涙を流せる名曲達は、老若男女問わず人気があります。

しかし、彼の才能はそれだけではありません。玉置浩二といえば、圧倒的な歌唱力です!

素晴らしい声量ポイントを抑えたキメの細かなヴィブラート、そして安定した音程とリズム感は日本随一の歌唱力と言われます。

その評判は素人だけではなく、プロの歌手からも評価されており、プロが選ぶ最も歌の上手いヴォーカリストにも選ばれました。

また、感情表現という面でも素晴らしく、時折聞かせる切なそうなウィスパーボイスは聞いているだけで鳥肌がたちます。

10枚目のシングル「メロディー」

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それでは、ここから本題となっている「メロディー」について触れていきましょう。

発売されたのは1996年で、前作「STAR」から11ヶ月ぶりのリリースになります。

ニュース番組のエンディングテーマ曲に採用され、自身が出演するドラマ「メロディ」の挿入歌としても流れました。

このときから既にメロディーメーカーとして有名だった玉置浩二なので、そのクオリティは確かなもの。なので、現在でもファンの多い曲として有名です。

しかし、なぜか販売枚数には繋がらずオリコンランキングでは週間49位と大苦戦。枚数と評価がまったく釣り合いませんでした。

カップリングは「愛をつたえて」

カップリングは「愛を伝えて」

「メロディー」のカップリングである「愛をつたえて」は、本格的なラブソングです。

歌詞の内容は自然の情景とパートナーに対する愛の告白で構成されており、さすが雄大な北海道で育った玉置浩二!と言いたくなります。

曲調としてはミドルテンポのバラードとなっており、ギターの音色と相まってとても優しく、切ない感じのする進行です。

低い声で愛を歌い上げる曲なので、男性から好きな人へ歌うには最適ではないでしょうか。 

歌詞はどんな感じ?

「メロディー」はなぜ売れなかったのかということで、まずは歌詞から調査していきましょう。

歌詞の内容としては玉置浩二が得意とする、情景+感情を伝えるものです。切ない系の歌詞としてファンの間では有名ですよね。

郷愁という面で非常に素晴らしく、楽しかった時間のことを思いだし、今の生活との対比を感じさせる歌詞は、涙を流さずにはいられません。

あの頃は なにもなくて
それだって 楽しくやったよ
メロディー 泣きながら
ぼくたちは 幸せを 見つめてたよ

出典: http://www.3131.info/%E7%8E%89%E7%BD%AE%E6%B5%A9%E4%BA%8C/%E3%83%A1%E3%83%AD%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC/

いかがでしょうか?本当に素晴らしい郷愁を思わせる歌詞ですよね。

若い頃の想い出ということなのですが、本当に青春時代の気持ちを代弁しています。

大人にならないと分からない事なのですが、若い頃って何もなくても本当に毎日が楽しくて辛くて、素晴らしい日々を過ごしていました。

そして、それを大人になって見返した時にこの「メロディー」が思い浮かびます。

人によって解釈の変わる曲

そして、これが最大の難所なのですが、「メロディー」の歌詞は郷愁と書きましたが、実際には人によって解釈がかわります。

歌詞の冒頭に大好きな君という部分があるのですが、ここをどう捉えるかでテーマが代わります。

ストレートに取るのなら君=恋人ですよね。しかし、場合によっては楽しかった時間とも取れますし、友達でもありです。

それらも含めて今も愛される素晴らしい歌詞ではないでしょうか。

あんなにも 好きだった きみがいた この町に
いまもまだ 大好きな あの歌は 聞こえてるよ
いつも やさしくて 少し さみしくて

出典: http://www.3131.info/%E7%8E%89%E7%BD%AE%E6%B5%A9%E4%BA%8C/%E3%83%A1%E3%83%AD%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC/