Am     Dm      Gm     B♭/C C7
ゴミ箱に投げ捨てたファンタジーを もう一度拾い上げた  ら
 Am A     Dm     Gm
各駅電車をジェットコースターにトランスフォームしてして
  A
[不可能]のない旅へ

出典: fantasy/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿

Bメロに出てくる”ファンタジー”とは、夢を表しているのでしょう。

夢の中でも筆者は、学生の頃語っていた夢や、就職活動を行っている時に掲げていたものではないと思っています。

幼少期、何も知らずにパイロットになりたいとか、お花屋さんになりたいとか、クラブに所属していたわけでもないのにサッカー選手になりたいと語っていたようなそのレベルの夢だと思います。

今はもうグチャグチャになってしまい、夢をゴミ箱に捨てた頃のような無邪気さを思い出してほしいのでしょう。

ライブは盛り上がる曲あれば、しんみりと優しさに浸るような楽曲もあり、まるでジェットコースターのようです。

ライブの中ではあの頃のように、何にでもなれると思っていた自分に戻って音楽を感じてほしいのでしょう。

  B♭    C C/B♭ Am    Dm F
「誰もが孤独じゃなく 誰も  が不幸じゃなく
  Gm    A     Dm
誰もが今もよりよく進化してる」
      B♭ C  C/B♭ A   Dm
たとえばそんな願いを  自信  を 皮肉を
 B♭  A  Dsus4 D      
道連れに さぁ旅立とう

出典: fantasy/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿

「誰もが孤独じゃなく 誰もが不幸じゃなく 誰もが今もよりよく進化してる」という歌詞は桜井和寿さんの思いでしょう。

そんな願い、ただの理想かもしれません。

けど今はそんなこと置いておいて、さぁライブを楽しもう!と意気込んでいるのでしょう。

テーマが現実に

想像を超えた猟奇殺人さえ今や日常 ドキュメンタリー
いちいち心動かないよ 免疫ができ右から左

「事件の裏側」すら簡単に閲覧けてわかった気になる
でも本当は自分のことさえ把握しきれない なのに何が解ろう?

出典: fantasy/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿

1番では「fantasy」の通り、現実ではないような空想的な歌詞のように思えますが、2番に入ると”日常”という歌詞が出てきて一気に現実に戻されます。

ですが、”想像を超えた猟奇殺人”が当たり前のように起こる日常は、もはやファンタジーのように思えます。

そんな悍ましい事件は報道されるのです。なぜそんな事件が怒ったのか、専門家たちは知ったように語ります。

ですが、本当は何も分かっていないのです。きっと自分のことだって、世界のことだって誰もが見えているのはほんの一部なのです。

「出来ないことはない」「どこへだって行ける」
「つまずいても また立ち上がれる」
いわゆるそんな希望を 勘違いを 嘘を
IDカードに記して行こう

出典: fantasy/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿

「出来ないことはない」「どこへだって行ける」 「つまずいても また立ち上がれる」 というセリフは1番のサビ同様、桜井和寿さんの理想の思いでしょう。

ですが、そんな希望は勘違いであり嘘であると言っています。そこまで批判しているのです。

そんな綺麗ごとなんて今はどうでもいいのです。目の前のライブを楽しめばいいのです。

IDカードとは?

サビの最後で”IDカード”という言葉が出てきます。難しい歌詞とはいえ、それ以外は意味の分かる言葉が使われています。

本来なら、勘違いや嘘を「胸に刻んで」や「心に刻んで」「自分自身に言い聞かせて」という表現になると思います。

桜井和寿さんなりの遊びがあるのでしょう。IT社会の今だからこそ、時代にあった言葉を使ったのかもしれません。

終わりに

A post shared by ちる?? (@akipyyyooon) on


いかがだったでしょうか。Mr.Childrenの「fantasy」について解説させて頂きました。

Mr.Children楽曲の中でも非常に解釈が難しい楽曲なのは確かでしょう。

歌詞についてあまり深く解釈せずにこれまで聴いてきましたが、ライブで聴いてみたいと思わされた1曲でした。

今後のライブの予定はまだ出ていないようですが、期待が高まりますね。

無料で音楽聴き放題サービスに入会しよう!

今なら話題の音楽聴き放題サービスが無料で体験可能、ぜひ入会してみてね