ゆずのシングル「虹」の検索ランキングは？再生回数＆歌詞の意味を探る！

中国に古くから伝わる2つの言葉を思い出しました。

一つは、中国最古の歴史書である書経の「人こそ人の鏡」ということわざ。

他人は自分の姿を映す鏡のようなもの、その言動を見て自分の行いを正すようにという意味の言葉です。

簡単に言ってしまえば、人の振り見て我が振り直せ、とったところでしょうか。

もう一つは、同じく中国の古文書である唐書の「人を以て鏡と為す」ということわざです。

他人の言動を自分に当てはめて手本とするように、という意味だそうです。

同じ自戒を促す言葉でも、若干、ニュアンスが違いますね。

ただ、どちらの言葉も「虹」の歌詞を説明するには、帯に短し襷に長し、といった感じがします。

実はこの「鏡」というキーワード、「虹」と同じく北川悠仁が作詞した楽曲「センチメンタル」にも出てくるのです。

自分が不機嫌でいれば、相手も不機嫌になる。自分が悲しんでいれば、相手も悲しむ。

自分が笑えば、相手も笑う。

だからこそ次のような歌詞につながるのでしょうね。

流した涙（努力）は裏切らない。メッセージとしてはごくありふれたものかも知れませんが、「越えて 越えて 越えて」と3回繰り返しているところに、並々ならない強い意志を感じます。

アスリートを起用した日本生命のCMに、より強烈なインパクトを与えたのも、このフレーズがあったからこそではないでしょうか。

このサビの部分、二番では次のようになります。

「越えて 越えて 越えて」の主語はもちろん一人称。

この「届け 届け 届け」も一人称として、「迷いもがいた分、願いよ届け」という強い祈りが表現されているのでしょう。

しかしそこには、苦しみながらも努力している人々を周りから支える「二人称」としての願いも、込められているのではないかと感じます。

いかがでしたでしょうか。

最近でも、関ジャニ∞がMCを務めるテレビ朝日系「関ジャム 完全燃SHOW」でその秘蔵エピソードが語られるなど、人気の色褪せないゆずの名曲「虹」。

一歩前に踏み出したい時、ちょっとでいいから背中を押してもらいたい時におすすめの一曲です。