あいみょん【葵】歌詞を考察！少年の影にサヨナラを告げた理由は？ただいまと言える場所の存在を読み解く

「慎之介」は東京で擦れてやさぐれてしまいました。

「あかね」は妹を優先してしまい自分の人生を疎かにしてしまっています。

それぞれの時が流れ31歳になった2人はかつて知っていた「空の青さ」を忘れてしまいました。

そして「空の青さ」を知っていたころの2人の象徴となるのが「慎之介」の生霊「しんの」です。

13年前の気持ちと姿のまま生霊として現れた「少年の影」。

「しんの」は13年前の2人の未練が生んだ生霊です。

「あおい」は同世代の生霊である「しんの」と心を通わせます。

そして姉と「慎之介」に「空の青さ」を思い出してほしいと思い始めるのです。

しかしそれは「しんの」の成仏、消滅を招くものであることも知っていました。

その生霊という超常現象との複雑な別れを歌ったのが【葵】です。

最後に連続するサビではその想いが強く溢れています。

それは非常に前向きな別れです。

帰ってくる場所をとっておく、という表現には「空の青さ」を忘れない、という想いが込められています。 

この記事ではあいみょんの楽曲【葵】の歌詞を考察しました。

【葵】はアニメ映画『空の青さを知る人よ』のエンディングテーマとして書き下ろされた楽曲です。

歌詞の内容は非常に作品に寄り添ったものになっています。

その中にあいみょんならではの表現力がしっかり盛り込まれているのが素敵でした。

映画を観た人もそうでない人にも響く楽曲でしょう。

かつての純粋な気持ち、「空の青さ」を思い出させてくれるので是非聴いてみてください。

それでは最後に関連記事をご紹介しておきます。

あいみょんの3rdアルバム『おいしいパスタがあると聞いて』を解説した記事です。

このアルバムには【空の青さを知る人よ】も収録されています。

他にも【ハルノヒ】や【裸の心】など注目曲が多数収録されたアルバムなので是非ご覧ください。

あいみょんの代表曲の1つである【君はロックを聴かない】の歌詞を解説している記事です。

ギターコードも掲載されているので弾き語りをしたい方にもおすすめです。

【葵】と併せて是非お楽しみください。