A G Asus4 D Bm G A
誰かを責めた揺らいだ回り道 始まりか終わりか決めるのは
G B♭A
君だ
出典: 終わりのはじまり/作詞:KENTA 作曲:KENTA
そんな、自分たちが通って来た道、それは不安定な心の元、とてつもない回り道でした。
始まりか終わりか、君はKENTA君自身を指しているのかもしれません。ひょっとしたバンドの解散すら頭をよぎったのかも。
でも、決めるのは、自分自身でしかない。
その2.故郷への想い、そして優しかった母
そして、もう一つの解釈、それは彼らの出身地、熊本に対する想い。それは望郷なんて弱々しい気持ちではなくて、誇りです。
ああ、それから、「どうやったんだ」は当然熊本弁、標準語は「どうだったんだ」ですね(笑)。
これは、時期的には作品リリース後の出来事になってしまいますが、2016年4月に故郷を襲った大地震、まさか、彼は予知していた?いえいえすいません、そんなことは無いでしょうけれども。
しかしながら、結果的に、この楽曲はそんな故郷への励ましにも関わっていったように思えます。
そして、故郷に対する想い、これは同時に優しかった、亡くなった彼の母親に対する想いにも繋がっていくのではないでしょうか?
わがままに振舞ってしまった母親、そしてそれに対する後悔の想い、慈しむ気持ち。
けれども、大きな野心を抱えて、東京に出て来た自分と仲間、そしてその進むべき道は自分たちで決めるしかない。ということです。
色々とタイトルの意味を考えてみて
ギュウギュウに詰まったエモーション
いかがでしょうか、もちろんこれは、僕の勝手な推測であって、そうなのかもしれないし、とんでもない3つ目のカン違いかもしれません。
しかし、真実はどうであれ、事実、約2,000文字この楽曲を解釈するのにかかっています。そして、彼らが体験してきた青春のシーンをダイジェストで映画化したとしても、何十時間にもなるのではと思います。
それを、彼らはこの楽曲の歌詞のわずか66文字に、ギュウ!っと凝縮してしまいました。
WANIMAの楽曲は、わずか1分にも満たない曲が何曲かあります。でもそんな短い楽曲でも、聴き手に様々なイマジネーションを抱かせる珠玉の楽曲、ということが言えると思います。
彼らが持つ強力なエッジでしょう。
その密度の濃さに脱帽!
僕が最初に感じた「こんなに短かったっけ?」という感覚、それは彼らの抱えているあふれんばかりのエモーションが、文字数の数万倍くらい、詰め込まれてるからでは、と感じます。
変な例えですけれど、パチンコ玉くらいの物質が数億トンもの重さを持つ「中性子星」、それくらいの密度に匹敵するといったら大げさでしょうか?
正直言って最初、この「終わりのはじまり」を解説するのに「短すぎる、やばい!」と感じた自分が居ました。でも、深くその意味を理解するにつれ、改めてこのバンドの凄さが判りました。脱帽です!
ぜひライブでの復活を
では、最後にYouTubeに掲載されている2016年4月にANN記録としてオンエアーされた「アコースティック・オールナイト・ニッポン」の映像をお届けします。
それでは、また。ありがとうございました。
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