最強ロックバンド!
結成は1998年
マキシマム ザ ホルモンは1998年、東京で結成されました。
インディーでアルバム2枚、シングル3枚をリリースした後、2004年にメジャーデビューします。
ちなみにバンド名は「ザ」の両脇に半角の空白が空くのが正解です。
続けて書いたり全角の空白では間違いになってしまうので気をつけましょう。
メンバーはこの4人です。
マキシマムザ亮君(ボーカル・ギター)
ダイスケはん(ボーカル)
上ちゃん(ベース)
ナヲ(ドラム・ボーカル)
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/マキシマム_ザ_ホルモン
マキシマムザ亮君とナヲは実の姉弟です。
曲のほとんどを作詞作曲するのはマキシマムザ亮君。
そのサウンドはハードコア、メタル、ハードロック、アニソン、歌謡曲など幅広いものです。
1曲の中で曲調がコロコロと変わるものもあり、一言では語れない魅力があります。
曲だけでなく、PVやDVDの企画、料金設定にまでネタやギャグを織り込んだ活動はユニークそのもの。
ファンのことを「腹ペコ」と呼び、生田斗真をはじめ、芸能人にもファンが多いことで知られています。
4thアルバム『ぶっ生き返す』以降はナヲの妊娠・出産などもあり音源リリースの間隔は長くなって来ました。
「F」
収録アルバムについて
「F」は、2008年7月9日にリリースされた8枚目のシングル『爪爪爪/「F」』に収録されています。
オリコンシングルチャートでは初登場2位を記録し、それまでの自己最高を大幅に更新するヒットとなりました。
このシングルには3曲が収録されています。
1.爪爪爪
2.「F」
3.Kill all the 394
出典: 爪爪爪/「F」/マキシマム ザ ホルモン
「F」は「爪爪爪」とともに、2013年のアルバム『予讐復讐』に収録されました。
このアルバムはその前作『ぶっ生き返す』以来6年ぶりの作品でした。
「F」も、シングルリリースされてから5年後に、ようやくアルバムに収録されたのです。
元ネタはあの国民的マンガ?
さて、タイトルの「F」とはどんな意味なのでしょうか?
実はこれ、マンガ「ドラゴンボール」に出てくる敵、フリーザの頭文字から来ています。
「ドラゴンボール」は鳥山明先生原作の大人気マンガです。アニメや映画も大人気となりました。
ハリウッド版の実写映画が製作されたのも記憶に新しいところですね。
全世界での発行部数は2億部を超え、まさに日本を代表するマンガのひとつと言っていいでしょう。
この「ドラゴンボール」に出てきた悪役であるフリーザが、実は「F」の元ネタなのです。
歌詞解釈
歌詞が伏字?
「F」は、マンガ「ドラゴンボール」の「ナメック星編」を下敷きにしています。
ストーリーの詳細はさすがに長くなるので省きます(笑)。
興味あるという人は「ドラゴンボール」読んでください!
とても簡単に言うと、フリーザというのは宇宙の極悪人なのです。
これまでいくつもの星を襲い、そこに住む人を皆殺しにし、惑星を破壊し壊滅させてきました。
そのやり方はまさに残虐非道。唯我独尊の独裁者なのです。
7つ集めるとどんな願いでもでもかなうというドラゴンボールの話を聞き、フリーザはナメック星へと向かうのです。
ポアダ ポアダ ポア ポアダ ポアダ ポア
ポアダ ポアダ ポア ポアダ ポアダ ポア
ポアダ ポアダ ポア ポアダ ポアダ ポア
ポアダ ポアダ ポア
出典: 「F」/作詞:マキシマムザ亮君 作曲:マキシマムザ亮君
「ポア」というのはかつてオウム真理教という新興宗教団体が世間を騒がせた時期によく聞かれた言葉です。
もともとはチベット密教で使われている言葉のようです。
あまり書きたくないことですが、オウム真理教は自分たちの布教に邪魔をする人を殺害していました。
それを正当化するために「ポア」という言葉を使っていたのです。
このイントロの「ポアダ」というフレーズは、フリーザが惑星を襲い、人々を虐殺する様子を示しているのでしょう。