【イノコリ先生/HoneyWorks feat.flower】かっこいいと話題の歌詞の意味に迫る！

いつも通り、しれっとした表情で授業に入る明智先生。

だけど本当は、生徒から「好き」と言われることで罪悪感を慰めてきました。

先生に春輝くんの背伸びがバレバレだったように、春輝くんにはそれがお見通しだったんですね。

本来の性格を罪悪感で押しつぶしている明智先生に対して、イライラしていたんです。

ちなみに<ありをりはべりいまそかり>とは、国語の古典で習う動詞の活用形「ラ行変格活用」のことですね。懐かしい……。

明智先生は趣味で白衣を着ているだけで、本当は古典の先生です。

今日の授業は万葉集。

その成立は759年以降と言われ、男女の愛の歌「相聞歌」や死者を悼む「挽歌」など、人々の出会いと別れが歌われています。

1000年以上もの昔から繰り返されてきた<出会い別れ>。

春輝くんは<その最後尾にでも　加えといて>と言います。

それって、明智先生と千秋、春輝くんたちの出会いと別れは大切な思い出だ、ってことですよね。

だから、春輝くんは明智先生のことが「嫌い」なんかじゃないんです。

先生の心にある歪な罪悪感を、先生と生徒という垣根を越えて解してあげたいんです。

曲のラストで春輝くんの想いを明智先生に伝えることにできました。

やっと本来の明智先生の心が戻ってきたんですね。

「おかえりなさい」

これで2人はまた昔みたいに、笑い合える仲になれるんですね。

HoneyWorks feat.flower「イノコリ先生」はいかがでしたか？

ロック調の曲がかっこよく、歌詞に秘められた意味は深かったですね。

2014年11月にリリースされた『告白実行委員会』のキャラクターソング集『僕じゃダメですか？』には、声優・緑川光さんが歌う「イノコリ先生 feat.明智咲」が収録されています。

また、MVに登場した春輝くんの物語はアニメ「いつだって僕らの恋は10センチだった。」でも描かれました。

アニメはAmazonプライムで独占配信中。ぜひチェックしてみてくださいね！