全てがそうではありませんが、ルールというのは大人の都合で作られている側面があります。

子供の頃というのは特に、大人の思惑通りに行動することがほとんどです。

自由に出来ないものの、守られているのも子供の特権。

思春期を迎えた主人公は、大人に操られていることに気付きながらもそれを活かして遊ぼうと考えます。

分かっているけど…

どどどうした何かへんだ
こりゃどうにも小賢しいね
おおおっと大人じゃないし 気持ちが△
散々!言語道断だ 簡単そうで困難だ
トライ もうやめちゃおっかな

出典: △/作詞:大胡田なつき 作曲:成田ハネダ

ルールに縛られることに窮屈さを感じる主人公。

それで世の中が回っていることもわかっています。

しかしそれを受け入れられるほど主人公は大人にはなり切れていません。

「気持ちが△」とはわかっているけど受け入れられない様子を表すもの。

世の中の道理がわかり始めた思春期特有の不安定さ。

この曲にはそんな表現が込められていました。

新しい世代の感性

今回はパスピエの「△」を紹介しました。

個性的なキャラクターと、独自のサウンドで一気にその名を広げたこのバンド

この曲でもその要素はいかんなく発揮されていましたね。

歌詞も思春期の複雑な心理状態が上手く表現されていて、感銘を受けるものでした。

自身が影響を受けた音楽の要素をロックに取り入れるというのは、これまでも多くのバンドがしてきたことです。

しかし彼女たちのそれは全く新しいもの。

使い古された手法でも、新しい世代の感性が絡めば斬新なものが生み出されるのです。

Mrs. GREEN APPLEポルカドットスティングレイなんかもその一例。

多彩な楽曲で楽しませてくれますよ!

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