ツユ【ナミカレ】歌詞の意味を徹底解釈！人生がどうでもいいのはなぜ？目隠しが象徴するものの正体に迫る！

先程は「単純」だなんて解説した主人公の行動。

目隠しされたままの主人公にとっては、あの短絡的な思考が精一杯だったのかもしれません。

根本には夢を持てない焦り、そして自分より下だと思っていた劣等生が輝いていることへの嫉妬があります。

その気持ちには一切変わりなく、ここでも感情をあらわにしていますね。

優等生として生きてきた主人公。社会というピラミッドの上部に位置すると自負していたことでしょう。

しかし気がつくと自分がいたのはピラミッドの底辺。

ふと見上げれば、それまで劣等生だと思っていた人たちが上部に君臨していました。

目隠しの正体に気がつけない主人公には、底辺から抜け出す術などありません。

最初にご紹介した歌詞を再掲しましょう。

真っ暗なのは目隠しのせいです。外せば目の前には鮮やかな世界が広がっています。

しかしいつまでも外せずにいる主人公が取った選択。それが「人生を諦める」ことでした。

優等生として生きてきたこれまでの人生がまるで台無しです。

ただそうはいっても、いまの主人公が持てる選択肢は「諦める」一択だったのかもしれません。

いつか彼が目隠しの正体に気がつき、目の前に広がる新しい世界に気がつけますように。

そんな願いを込めて解説を終わりにしましょう。

最後にツユのメンバーぷすさんが元歌い手ということにちなんで、同じく歌い手luzさんの記事をご紹介。

甘い歌詞の世界観をお楽しみください！