カンザキイオリ提供曲

5thアルバム『寂しい人が一番偉いんだ』に収録

majiko【エミリーと15の約束】歌詞を徹底解釈!ママが去る本当の理由は?意味深な教えが切ない…の画像

タイトル通り、母が子に向けて約束事を告げている曲ですが、とても意味深…?

majikoさんの歌う『エミリーと15の約束』はカンザキイオリさん作詞・作曲ということで注目を浴びています。

2018年6月19日発売の5thアルバム『寂しい人が一番偉いんだ』のリードトラックである同曲。

今回は歌詞の意味を中心に徹底解釈してみました。

まずは、ミステリアスなMVからチェックしてみましょう。

MVをチェック!

青白い光は…?

画面中央で光っている青白い光。

キャンドルのようにもランタンやランプのようにも見えますが、それはなんと電話ボックスでした。

電話ボックスの根元には植物が沢山生い茂っています。

もはや昔懐かしい存在となった電話ボックスですが、こんな風に演出するとオシャレですね!

緑のイメージがありますが、このMVでは黄色というのもとてもインパクト抜群です。

電話ボックスの中で光がくるくると回ると、まるで灯台のようにも見えませんか?

majikoさんはその中で懸命に誰かに電話をかけています。

一体、誰に何を話しているのでしょうか。

鬼気迫るようにも見えるその姿は心に迫るものがありますね。

初めは青白い幽霊のような色でしたが、最後には強くオレンジに発光。

majikoさん演じる「ママ」の気持ちが段々と昂っているというのを表しているとも考えられそうです。

シンプルですが、心に残るMVでしたね。

次からは歌詞を解説していこうと思います。

歌詞を解説!

遠いところとは?

よく聞きなさい。
私はこれから遠いところに旅行に行くの。
ちゃんとお土産は買って来るからね?
それまで私と約束して欲しいの、エミリー。

出典: エミリーと15の約束/作詞:カンザキイオリ 作曲:カンザキイオリ

冒頭から「別れ」を示唆する歌詞ですね。

「私」はどこへ旅立とうとしているのでしょうか。

ごく短期間であるといった言い方ですが…?

彼女はエミリーの母親もしくは保護者のような存在だと最後に分かります。

エミリーが「私」と離れたくないと泣いてだだをこねている場面が目に浮かびました。

それをなだめるために「私」はエミリーに言い聞かせているのでしょう。

タイトル通り、エミリーに15の約束をこれから話すというわけですが、「良い子にする」以外にもたくさんの「約束」があるようです。

1~6までの約束

1. 寝る前はちゃんと歯を磨いてパパにおやすみと言いなさい。

2. 友達に優しくした後に、見返りを求めちゃいけません。

3. 身なりはちゃんと整えなさい。洋服にお金をかけなさい。

4. 時には知らない振りで、常に冷静に歩きなさい。

5. 人と繋がることを恐れないで。恥は曝し合うものよ。

6. 生きたい時に生きて、死にたい時に死になさい。

出典: エミリーと15の約束/作詞:カンザキイオリ 作曲:カンザキイオリ

1と2はごく一般的な内容ですよね。違和感は感じないと思います。

しかし、3以降は様子が変わってきます。

今、守らなければいけないものではなく、将来のことを見据えたような内容です。

4はどういう意味なのでしょうか。

著者の解釈ですが、「陰口を言われていたり中傷されていることに気づいても相手にせずにいろ」という意味だと思いました。

反応することを見て喜ぶ人もいるので、動揺せずにスルーすることが一番の対処法なこともあります。

また、5は「孤独にならない」ためのアドバイスのように感じました。

「みっともないかも」「恥ずかしいかも」と人間関係に積極的になれない人もいるでしょうが、恥ずかしい思いをしたことがない人間なんてほとんどいません。

気にせずに仲良くできればそれに越したことはないですよね。

6は子供に言うにはかなり刺激が強そうな言葉。

ですが、これには「自由に人生を生きろ」という意味が込められているようにも感じました。

ただし、この「自由」はある条件つきなのです。

全てに責任が持てる人間

価値はあなたが決めるものよ。
選択は無限なの。信じれるのは自分だけ。
でもその全てに責任が持てる人間になりなさい。

出典: エミリーと15の約束/作詞:カンザキイオリ 作曲:カンザキイオリ