ここから1番サビに入っていきます。

感極まるようなメロディーの繰り返しが切なく訴えかけます。

この部分からは、「このままではいけない」と思っている自分の様子が浮かんできます。

そしてその気持ちをぶつけたとしても、「大丈夫だよ」と受け入れてくれる、優しすぎる彼の姿も伝わってきます。

繰り返しを使った絶妙な表現!

  Dm7   B♭   C    F
嗚呼 どんどん どんどん 軽くな る
  Dm7   B♭   C    F
嗚呼 どんどん どんどん 弱くな る
  Dm7   B♭   C    F
嗚呼 どんどん どんどん 萎んで く
  Dm7   B♭  C     
嗚呼

出典: ふうせん/作詞:さユり 作曲:さユり

2番のAメロの歌詞の内容は、1番の歌詞と被る部分が多いので割愛します。

コードも同じなので、そのまま演奏もできます!

ということで、2番Aメロから続く、繰り返しが印象的なここから。

”嗚呼”と嘆いて、繰り返し、ダメになっていく自分を思い悩むこの部分。

さ迷っているかのようなイメージのメロディも相まって、物悲しさが絶妙に表現されています。

グッとくる一文

Dm7  B♭    C
 何もな くなった ら
Dm7 B♭   C
 君の所為だよ ね?
Dm7    B♭   C  F
 そう言って 何回も 殴り続けても
Dm7   B♭   C  N.C     C
 どうして ずっとそばに いるのかな

出典: ふうせん/作詞:さユり 作曲:さユり

2番Bメロと、ラストのサビは繰り返しの部分が多いので、特に印象に残るラストのサビの1回し目を抜粋して紹介します。

1番のサビとほとんど内容は同じなのですが、最後の一文だけ少し変わっています。

そしてその最後の一文が、なんともグッときます!

優しすぎる彼といることで、自分はダメになっていってしまう。

それを伝えても、彼は変わらずそばにいようとする。

「自分のことを本当に想ってくれているのなら、もっと違う選択をするんじゃないか」という疑問が込められているように感じます。

彼の優しさは、はたして本当の意味での優しさなのでしょうか?

そんな疑問を抱かせる彼と、曲の主人公の葛藤が胸を打ちます。

詩的な世界観に隠されたメッセージ

「ふうせん」の歌詞では、恋が冷めてしまう原因として、”優しすぎる”ことが取り上げられています。

優しい彼氏というのは、魅力的に映りますよね。

同時に、優しさというのはすごく難しいものではないでしょうか。

彼女のことをなんでも受け入れることが優しさでしょうか?

彼女のダメなところを庇ってあげるのが優しさでしょうか?

相手が強く成長していけるような接し方をできることが、本当の優しさじゃないでしょうか。

恋をすると、誰でも自分をよく見せたいと思ってしまいます。

それは仕方ないことだけど、いい関係を築いていくにはそればっかりじゃダメなんだ。

そんなことを、年頃の女の子ならではの感性で伝えてくれるさユり

音楽的なセンスも相まって、たくさんのファンから共感を得ているのは納得です!

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