槇原敬之さんについて
槇原敬之さんと言えば、「どんなときも。」や「もう恋なんてしない」がとても有名ですよね。
ソフトで耳障りのよい声は、いつ聴いても癒やされます。あれほどの美声の持ち主はなかなかいないのではないでしょうか。
マッキーの相性で親しまれる槇原さんは、1969年生まれの48歳です。
この年齢であの美声とは・・・さすがという他ありません。
槇原 範之
1969年5月18日(48歳)
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/槇原敬之
高校生の時からすごかった
槇原敬之さんは、まだ高校生だった1985年、坂本龍一さんが担当していた番組『サウンドストリート』で楽曲が流された経験があります。
デモテープコーナーの中で、槇原さんは「C・M・C」(コンプレッサーズ・ミュージック・クラブ)という名前で「HALF」という曲を応募し、坂本さんから言う事なし、と褒められたのです。
そして応募した曲がフルコーラスで流されるという異例の事態となりました。
まだ16歳ながら、すでに才能の片鱗をうかがわせるエピソードですね。
それだけでなく、この曲は企画内での優秀作品をまとめたコンピレーション・アルバム『Demo Tape-1』にも収録されました。
ラジオに応募した曲があの坂本龍一さんに絶賛された上、フルオンエアされ、しかもアルバムにも収録されてしまうなんて、さすがすぎるエピソードです。
5年後にはデビュー
5年後の1990年には「AXIA MUSIC AUDITION '89」でグランプリを獲得し、音楽ファンの投票で「一万人審査員賞」にも選ばれています。
その年の10月には、シングル「NG」、アルバム『君が笑うとき君の胸が痛まないように』でデビューを果たしました。
ラジオで選ばれた時からは5年が経っていますが、若い才能を感じさせる、素晴らしいエピソードですね。
「AXIA MUSIC AUDITION '89」で、グランプリを獲得。デモテープを聴いた一般の音楽ファンからの投票で選ばれる「一万人審査員賞」とのダブル受賞であった。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/槇原敬之
「彼女の恋人」について
構想は数年前からあった
「彼女の恋人」は、1993年4月25日にリリースされた、7枚目のシングルです。実は、イメージしていた曲はデビューシングル「NG」の頃からあったそうです。
しかし、プロデューサーの木崎賢治さんから、「NG」にも取り入れられているブラックミュージックに対して禁止令が敷かれたため、そのタイミングでは制作できなかったそうです。
なぜ禁止されたのかは分かっていませんが、結果としてこのタイミングでリリースすることとなったわけですね。
「彼女の恋人」の歌詞が切ない?
好きな人は親友の彼女
僕の車にそんな風に かんたんに乗れるんだね
確かにちゃんと家まで 送るつもりだけど
僕とあいつの間にいつか 入り込んできた君を
最初に好きになったのを 二人は知らない
雨続き終わった今夜 星がたくさん見える
あいつの前でならどんな
顔できれいねと言うの?
出典: 彼女の恋人/作詞:槇原敬之 作曲:槇原敬之
好きな人が自分の車に乗り込んでくる・・・本当なら、とても幸せなことのはずです。しかし、彼女は親友の恋人なんですね。
警戒もされないのが、それだけ信頼されている証でありながら、可能性がゼロであることを証明してもいます。
誰も知らないけれど、本当は自分が先に好きになった人。その人が自分ではなく親友と付き合っているというのは、とても複雑で苦しいですよね。