毒島メイソン理鶯パート

無い線引きと気休め
また臙脂色に血染め

出典: Rhyme Anima/作詞:invisible manners 作曲:invisible manners

こちらの毒島パートは、軍事用語なしです。

その代わりに、どこか血生臭いイメージのある歌詞が並んでいます。

彼の元軍人らしい一面を表している、かなり攻撃的なラップといえそうです。

有栖川帝統パート

挑め! 大博打
塞げ その開いた口

出典: Rhyme Anima/作詞:invisible manners 作曲:invisible manners

血生臭い歌詞に続くのは、ギャンブラーである有栖川のパートです。

引用歌詞1行目などは、そのままギャンブルに関するような内容です。

2行目に関しては、ラップバトルをする敵チームへの言葉とも捉えることができるでしょう。

意訳するなら、「下らない歌を歌う口は閉じろ!」といったところでしょうか。

観音坂独歩パート

無作為な悪意
まくしたてるガッツリ

出典: Rhyme Anima/作詞:invisible manners 作曲:invisible manners

悲観的サラリーマン・観音坂のラップも、非常に彼らしい内容に仕上がっています。

職場や日常生活で、ありとあらゆるクレームが彼に向けられているように感じます。

ただし、彼自身の捉え方によるような気もしますが…。

山田一郎パート

ah どんぐれえ てめえ鈍くせえんだ
文句ねえんならマイク握んな

出典: Rhyme Anima/作詞:invisible manners 作曲:invisible manners

山田家長男の一郎らしい、弟たちとはまた違ったトゲのある歌詞だと思いませんか。

文句があって争う代わりにラップバトルするのが、ヒプノシスマイクの世界でのやり方です。

「文句がないならギャアギャア喚かずにすっこんでろ!」

一郎のそんな思いが伝わってきます。

碧棺左馬刻パート

ah 盆暮れ正月
ボンクラ相手に挑発してたらキリねえなあ

出典: Rhyme Anima/作詞:invisible manners 作曲:invisible manners

因縁を付けたり脅したりして回るのが、ある意味では「彼ら」の仕事なのでしょう。

まさにそれを生業としている、碧棺ならではの歌詞といえます。

「ボンクラ」とは彼が仕事で相手をする連中でもあり、ラップバトルをする敵チームのことでもあるのでしょう。

飴村乱数パート

1メーター先 ひしめいた
ガラスの破片に飛び込む勇気は無いかぁ?

出典: Rhyme Anima/作詞:invisible manners 作曲:invisible manners

そのキャラクターとは裏腹に、複雑な過去を抱える飴村。

「1メーター~」の下りにある歌詞から、彼の歩んできた道が垣間見える気がします。

粉々に砕けたガラスは、誰にとっても脅威となり得ます。

そこへ敢えて飛び込んでいこうとする覚悟を、一体どれだけの人が持ち合わせているのでしょう。

飴村にしてみれば、自分はそれをやったと言いたいのかもしれません。

スパイを辞めてラップバトルで成り上がることが、彼にとっての砕けたガラスだったとも考えられます。

それは中王区に反旗を翻すことにもなったでしょうし、飴村にとっての脅威にもなり得たはずです。

ほんの少し先にある脅威や難題に飛び込んでこそ、真の勝者となる力量があるとでも言いたいかのようです。

神宮寺寂雷パート

大き過ぎる代価
力は口から湧く力

出典: Rhyme Anima/作詞:invisible manners 作曲:invisible manners