会えなくても記憶をたどって
同じ幸せを見たいんだ
あの香りとともに
花火がぱっと開く

行きたいよ 君のところへ
小さな手をにぎりしめて
泣きたいよ それはそれは
きれいな空だった

出典: プラネタリウム/作詞:愛 作曲:愛

「泣かない」が「泣きたい」に変わりました。

本当は「泣きたい」のを必死にこらえていたのでしょう。

でも、ただ泣くだけではありません。

「君」の手をにぎりしめながら「泣きたい」と歌っているのです

つまり、一番の願望は「君」に会うこと

「君」に自分の想いを伝えることです。

想いを夜空に預けて

願いを 流れ星にそっと
唱えてみたけれど
泣きたいよ
届かない想いを この空に…。

出典: プラネタリウム/作詞:愛 作曲:愛

どうあがいても変えられない現実。

でも、思いはどこまでも膨らんで苦しくなっていく。

だからこそ「流れ星に願う」という行為で自分のもとから手放しているのかもしれません。

「流れ星」ならきっと願いを「君」という星に届けてくれる…。

そんな信頼にも似た感情が読み取れます。

夜空をテーマにした「プラネタリウム」ならではの表現でしたね。

タイトル「プラネタリウム」の意味

「君」と見た星空

歌詞を一通り読み解いたところで、あらためてタイトル「プラネタリウム」の意味を考えましょう。

星空に関連したタイトルであることは前述しましたね。

でも、星空自体をタイトルにしなかったのはなぜでしょうか?

「プラネタリウム」とは、その場には実在しない夜空を体験させる空間。

歌詞では過去に「君」と見た星空を回想していましたね。

目の前の星空ではなく、過去の綺麗な星空を再体験する…。

そんな意味合いで「プラネタリウム」というタイトルがつけられたのだと思います。

最後に

大塚愛【プラネタリウム】歌詞の意味を考察!どんなに好きでも想いは届かない?切ないラブソングに涙…の画像

とても深い意味が込められていましたね。

決して言葉数の多い楽曲ではありませんが、歌詞の至る所から背景が読み取れました。

洗練された歌詞とメロディが大ヒットの理由なのかもしれません。

ぜひカラオケで歌ってみてください。

歌詞を知ったうえで歌うと心に沁みますよ。

大塚愛の楽曲といえば…

幻想的な世界感が味わえる大塚愛楽曲「金魚花火」もオススメです。

こちらも夏をテーマにした楽曲

歌詞の深い意味を解説した記事があるので、ぜひご一読ください。

2003年にメジャーデビューした大塚愛さんは「さくらんぼ」の大ヒットで一躍有名になりました。そして、その翌年この美しいPVの映像が印象に残る「金魚花火」という夏らしい曲をリリースします。ここではこの「金魚花火」の歌詞に込められた想いを紐解いていきます。

「大好きだよ」という楽曲も筆者イチオシです。

最初は「可愛い系の楽曲かな?」と思ったのですが、聴いてみると全然違いました。

とにかく深い愛情が歌われていて…。

好きな人がいると共感すること間違いなしです。

こちらの記事では歌詞の意味を解釈しています。

独自の世界観を持った楽曲を発信し続ける大塚愛。彼女が2004年にリリースした「大好きだよ。」の歌詞には、深くて悲しい物語が隠されているんです。PV動画と合わせて、歌の世界に迫ってみましょう。

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