人が抱えてる想いは誰しも同じ。
相手のことを悪意を持って捉えれば、それは自分にも返ってきます。
そんな人間関係に、疲れてしまうこともあるでしょう。
ひとりで生きていくほうが、誰も傷つけることなく、そして自分も傷つくことなく、心を波立たせることなく生きていけます。
でも時にはそんな孤独に、押しつぶされてしまうようなこともあるでしょう。それが人間です。
ひとりを選んでおきながら、時には誰かと少しでもいいから繋がりたい。
そういう時に思い起こすのが、生まれ育った場所であったり、まだ人の邪悪な部分や孤独など知らない無邪気な子供の頃に信頼していた懐かしい人達。
寂しさのあまり心にあいた穴を埋めるのは、少しほろ苦いそんな郷愁かもしれません。
探しているのは……
ひとりずつみんな 歩いてるこの街で
違う夢 抱きかかえ
探してる そっと 何もかも 見せあえる
もうひとりの自分を
いつまでもここに いられないのなら
旅にでも 出ればいいじゃん
でもいつか また戻ってきてしまうよ
きらいになれない My Lonely Town
さまよう心に触れて
出典: MY LONELY TOWN/作詞:稲葉浩志 作曲:松本孝弘
彷徨った末に帰ってこれる場所。安心して過ごせる場所。
それが故郷というものかもしれません。
そして人生においての故郷は、自分と本当に分かり合える人。
何をしていても、離れていても心は常にその人のもとに帰っていくような。
そういう存在を探す為に、人生を旅していくのでしょう。
「MY LONELY TOWN」の世界に触れて……
非常に深いメッセージ性のある歌詞が印象的な曲です。
B'zの二人が失われた都市である軍艦島とこの曲の世界観が共鳴した、というのもうなずけるのではないでしょうか。
誰もが胸に抱えている想いを、見事に表現しています。
どこかに満たされない寂しさを抱えながら生きていく、その喪失感、空虚感が切なく漂う「MY LONELY TOWN」。
圧倒されるその世界観を、感じてみてください。
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